例えば、9787イオンディライトの配当金の推移を見てみます。2004年度から7年で5倍になっています(2012年3月期予想ベース)。
年度/一株配当
2004 8.0
2005 9.0
2006 15.0
2007 17.0
2008 22.0
2009 27.0
2010 39.0
2011 40.0(予想)
私は年率20%の配当金の増加(=8年で約4倍)を目指しています。9787イオンディライトのような銘柄を購入し、保有し続ければ十分に達成できます。また、その間に資金を追加したり、過度に市場評価された場合売却し銘柄を入れ替えすることで、その増加ペースを加速することもできるのです。
永続的な成長株を選別し購入することができれば理想的なのですが、いかんせん個人投資家の分析レベルでは難しいというのが正直な感想です。ある程度の財務とビジネスモデルの分析分析と割安度の判断で買い、間違えるか成長鈍化したら切るしかないと考えています(実はこの「切る」が私の最重要課題なのですが……)。
年率20%の配当金の増加を達成できれば、20年後には投資開始時の30倍を超えます。
なにより増配できるということは、事業がフリーキャッシュをしっかり生み出していなくてはならないので、必然的にそういう銘柄を探すことになります。増配のベースである売上・利益の増加をできる会社をそこそこの値段で買うことができれば、長期的には資産の増加も図れるでしょう。これがタイトルの「日々の株価と四半期開示に一喜一憂しながら長期に配当収入増加と資産形成を目論む」というわけです。