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テーマ:好きなクラシック(2287)
カテゴリ:クラシック音楽
クラウディオ・アバドが10月にルツェルン祝祭管弦楽団と来日するが、このコンビの金額を見て思わず仰け反った。
サントリーホールのS席がなんと4万円。ポリーニとのブラームスP協の夜は4万5千円!! これはすごい。オペラではなく、一晩のオーケストラの演奏会価格では恐らく史上最高ではないか? たしかに今のアバドはすごい。来日公演のマーラー「悲劇的」は私も是非聴いてみたい。でもチケットは殆ど売り切れで、今やその4万円のS席が僅かに残っているだけだ。 昨年DGから発売された彼の「悲劇的」は素晴らしい演奏だった。この曲に対する考え方が根底から覆るほどの衝撃を受けたくらいだ。そしてルツェルン祝祭管弦楽団が各有名オケのエキスパートからなるエリート集団だということも分かっている。でも4万ですよ、4万! 昨年、一昨年とラトル/BPOのS席が3万だ、ムーティとウイーン・フィルが3万3千円だと言っていたのがバカバカしくなるほど、あっさりと高値記録を塗り替えてしまったようだ。 私が20年前にカラヤン・ベルリン最後の来日公演を観た時はS席が2万6千円で、これが史上最高額だと思ったものだった。あの夜のチャイコの「悲愴」は今でも耳に焼き付いている素晴らしい演奏会だったが、もしあの時の価格が4万円だったら私は絶対に行けなかっただろう。 そもそもポリーニは独奏会ならS席2万円を取っているから、ブラームスのP協一曲だけとはいえたった5千円プラスという価格設定も怪しい。さすがに一晩で5万を超えるのはどうか、という主催者の姑息な思考が見え隠れするのだが・・・ ああそれにしても高額すぎるよ。 来年来日するフィンランド放送交響楽団は今昇り竜の勢いのあるサカリ・オラモの指揮でS席1万2千円ですよ。ルツェルン管が優れているのは分かるけど、いくらなんでも3万円の差はないと思うのだが・・・ この曲の新しいスタンダード! 録音も絶品、是非お聴きください マーラー:交響曲第6番「悲劇的」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年09月27日 18時06分05秒
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