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あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

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2009年08月15日
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カテゴリ:
横浜ローザ 2009
毎年8月に公演がある、五大路子ひとり芝居『横浜ローザ~赤い靴の娼婦の伝説
今年も13日から16日までの4日間、横浜赤レンガ倉庫で公演が行われる

横浜のとある雑居ビルの7階エレベーターホール
その廊下の一隅にいつからか住みついた一人の老女
彼女は「横浜ローザ」の名で知られた外国人専門の娼婦だ
昔こそ華やいだ暮らしを送っていたものの、今はやむなく雑居ビルのエレベーターガールとして、酔客の僅かなチップで飢えをしのぐ毎日だった
忍び寄る老いの孤独と死の恐怖、眠れぬ一夜
いたずらに救急車を呼んでは寂しさを紛らわせている
そんな彼女が問わず語りに激白する涙と屈辱の人生は、そのまま日本の戦後史であった…

(公演あらましより引用抜粋)

「横浜ローザ」という作品に出会ったのは、三年前の夏
うまく言葉では言い表すことのできない、とても激しい衝撃を受けた
それからは、公演が行われる際は見るようにしている
ところが、毎年の事なのだが、この時期は、自分は仕事がとても忙しい
去年はなんとか時間を無理矢理空けて都合をつけたのだが、今年はどうしても無理だった
なので観劇は泣く泣く諦めていたのだが、急遽今日仕事がキャンセルになり、偶然にも自由の身となったので、横浜へと足を向けた

横浜赤レンガ倉庫
横浜は今年開港150周年を迎え、街では色々なイベントが催されている
今は夏休みということもあり、みなとみらいの地区は大勢の家族連れやカップルで賑わっていた
公演が行われる横浜赤レンガ倉庫は、大好きなスポットの1つ
いつ訪れても、旅愁を誘う
今日は快晴
空を見上げれば青々とした空が広がっている
歩いていると、うっすらと汗が滲んでくるが、海から時折潮風が吹き、とても心地がいい

当日券があるかどうか分からなかったが、幸いにも桟敷席なら空いているとのことで、チケットを確保することができた
席は舞台正面の前から2列目!
中途半端な低さの席で、しかも背もたれがないのが辛いところだが、舞台を間近で観ることができるのなら、それも苦にならない

横浜ローザ
1996年の初演から、今年で14年目を迎えた「横浜ローザ」
自分としては、三年目三回目の観劇である
五大氏の代表作とも言うべき作品なだけに、終始気迫が籠もっていて、まぎれもなく横浜ローザとして舞台上で息づいている
戦争によって自分の人生を大きく狂わされた一人の女性
運命を呪いながらも、時代の流れに必死になってしがみつき、逞しく生きたその姿は、眩しいまでに輝きを放つ
“生きる”ということの素晴らしさ、過酷さ、残酷さがストレートなまでに自分の心に突き刺さった

折りしも、観劇した今日8月15日は、終戦記念日
終戦から64年が経ち、今では戦争を知らない世代の方が多くなった
そのことが幸なのか、不幸なのか
戦争を題材にした舞台を観終えたばかりのせいもあってか、青空の下でのんびりとした空気に包まれていると、なんだか居た堪れない思いでいっぱいになっていた
戦争の悲劇は語り継がれていくべきものなのか
それとも忘れられるべきものなのか

平和色に染まった休日で賑わう人々とは相反して、なんともいえない苦々しい思いで横浜の街を去るのであった


五大路子ひとり芝居
『横浜ローザ~赤い靴の娼婦の伝説』
横浜赤レンガ倉庫1号館
8月13日(木)~16日(日)まで







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最終更新日  2009年09月19日 09時59分32秒
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