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2013.01.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類
年末年始、5本観た中の1本。
         「レ・ミゼラブル」
     レミゼ
     監督/トム・フーバー
     出演/ヒュー・ジャクマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、
        アマンダ・セイフライド 他

   ぽっ「2回観てよかったぁ〜!!

   1回目は試写会で、2回目は友人のYちゃんと観た。

   1815年、フランス。
   たった1本のパンを盗んだ罪で19年間も刑に服し、仮釈放となった
   ジャン・バルジャン(H・ジャックマン)は、教会の銀食器を盗む。
   だが、司教の慈悲に心を打たれ、改心する。
   8年後、ジャンは工場主と併せて市長となっていた。
   
   バルジャンは、工場長から不当に解雇された末に娼婦に身を落とした
   ファンテーヌ(A・ハサウェイ)に出会い、彼女の臨終の間際に
   子供の面倒を見る約束をする。

   あるとき、街に赴任して来たジャベール警部(R・クロウ)が工場に
   挨拶に来る。ジャベールはジャンを見るうちに、8年前に仮釈放のまま
   逃亡した男ではないかと疑惑を持ち、調べ始める。
   ところが、結果報告はすでにジャン・バルジャンの逮捕であった。
   その報せを耳にしたバルジャンは法廷に出向き、自分が本物であると
   名乗り出る。
   
   そして、再び逃亡の道を歩むことに・・・。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   1回目は試写会で見たんだけど、そのときはさほど感動しなかった。
   後で気付いたことだけど、理由はミュージカルの舞台を観ているから
   だと思う。おそらく、頭の中で比べていたに違いない。

   役者の息づかいを目の前で感じる臨場感があるかどうかもだが、
   アップが多い映画に比べて全体が見える広がり感がある舞台、
   そして照明による演出効果の中で歌う生演奏に生歌、これらには
   勝てるわけがないだろうと、うがった見方で観ていたんだと思う。
   
   だけど、2回目にYちゃんと観に行ったときは涙がポロポロ・・
   感動しまくりだった。

   この映画はミュージカルを最大限に意識して、録音口パクではなく、
   撮影の際に実際に生で歌っている。   
   その効果もあってか、悲しみのあまり嗚咽で声が途切れたりかすれたり、
   感情がそのまま声に反映されて、それはドラマチック。

   ヒュー・ジャクマンは、さすがにミュージカル出身だけあって
   歌も演技もバツグンに上手いけれど、ラッセル・クロウは正直言って
   ガクッと来た。ただ、私は風貌だけでキャスティングするならば、
   ジャン・バルジャン役はラッセル・クロウの方が合っていると思うんだけど。

実は、ナビの前に飼っていたペルシャ猫の
親元のお嬢ちゃまが、劇団ひまわりに所属していて、
劇団四季の「レ・ミゼラブル」福岡公演で
子供時代のコゼット役で出演していた彼女を
観に行ったことがある。

 

   私は思う。なぜ逃亡なのか。

   贖罪のためにコゼットを引き取り、出頭して冤罪で裁かれようとしている
   者を助け、最後には7月暴動で、若者たちに捕まったジャベールを逃す
   度量があるなら、正々堂々と刑に服したらいいじゃない?
   バルジャンは、結局いい人間なのか悪い人間なのか、わからなくなって来た。
   
   ジャベールについて言うと、とかく彼はバルジャンを執念で追い続ける悪人
   のように思われがちだが、実際、彼は法を正義として忠実に職務を全う
   しただけだし。
   
   長い年月を経てもどこにいても、人生の節目節目で巡り会ってしまうふたり、
   (あれだけ人口がいて、よく出会うよなぁ〜って思うけどね。)
   生まれる前からよっぽど深い深〜い因縁があるってことよね。
   
   だが、バルジャンに命を救われたことで彼は苦悩する。それは、法の番人と
   言うべきか、権力こそが全てであった警部としての自分が、あろうことか
   人様、それもあのジャン・バルジャンから慈悲を受けたことへの屈辱感
   そして、初めて“人の情け”というものを味わったからかもしれない。
   
   彼が選んだ末路は私にも理解出来るような気がした。
   
               と、ここで私はまた思い出す。
             高校の倫理社会の授業で、仏教とキリスト教の
             ことを勉強していたときのことだった。
             心理テストをしたのだが、なんとクラス32人中、
             私だけがキリスト教的な考え方と判明したのだ。
             ま、それがど〜したって?って言われても・・
うっしっし  
      
   キリスト教の教えの主軸であると思われる
   慈悲・与える愛・自己犠牲は、ときによってあまりにも人間に残酷だ。
   
   これは私が過去に観た、やたら宗教色の強い映画レビューのときにも
   さんざん書いたけれど、何もそこまで自分を追いつめなくても・・と、
   わりと簡単に妥協しちゃう私は思ってしまう。
   
   おまけに時代背景がナポレオン没直後から王政復古の混沌としたフランスで、
   陽の光が射さない、洞窟のような湿った街や建物が、余計にこの作品を
   重苦しいものにしている。

   唯一笑えるのは、子供時代のコゼットを預かっていた、がめつい宿屋の
   テナルディエ夫婦の場面。

   ところで、「プラダを着た悪魔」のお洒落な印象が強い
   アン・ハサウェイがまさかこんなに歌がうまいとは驚き!!
   コゼット役のアマンダ・セイフライドは天使のように可憐だった。

   ただ、けっこう長い時間の経過が想像できる場面での描写が
   ちょっとお粗末だったように思う。例えば,負傷したコゼットの恋人
   マリウス(E・レッドメイン)を抱えて下水道を逃げるバルジャンは逞しくて
   元気そのものだったけど、ラストの死を迎えるシーンまでほんの数ヶ月くらい
   しか経っていないように思えたからだ。おまけに顔も髪も逞しいときと
   全く同じ。(せめて髪に白いものがあってもよかったな。)

   ここは何か長い時間が過ぎた演出が欲しかった。


   観終わって私が一番感じたことは、
   力の限り、一生懸命に生きる姿の崇高さ。
   
   さて、ストーリーもさることながら、私がミュージカルが好きな理由は
   やっぱり歌だ。いい歌なくしてミュージカルとは言えない。
   「レミゼ」はとにかく歌がいいのよ、歌が!!
   是非、あなたと感動を共有したい映画です、はい。スマイル
           よびりんマーク                   
          よびりん♪  さんのブログから頂いて来た、 
          平和と希望そして、のシンボルマーク。
          世界中に広がることを願って!!  

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   音符今日の1曲
   「レ・ミゼラブル」 予告編

   あ〜見てるとまた行きたくなる。





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最終更新日  2013.01.24 21:13:45
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