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2024.04.29
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テーマ:京都。(6074)
カテゴリ:美味しいお店




いつかは下鴨茶寮

そんな子どもの頃からの夢がついに叶いました。



甥っ子の結婚祝いで親兄弟が集まる店を決めるとき、ダメもとで下鴨茶寮本店で食事会をしようと提案した。
予算オーバーで却下されると思いきや、案外あっさりと全員から賛成が得られた。やっぱり下鴨茶寮は京都人にとって憧れの場所だった。こんな機会でもなければお店に行こうという発想すら出てこない。


こうして私史上最高に贅沢な日がやってきました。






川端通りから御蔭橋を渡ってすぐに位置する下鴨茶寮本店。手前を流れる高野川は、子どもの頃からの私の遊び場でした。いつも下から見上げていた下鴨茶寮本店の中についに入れる。




下鴨茶寮(しもがもさりょう) 本店






最初に店の暖簾の前で全員で記念撮影。完全に我が一族はおのぼりさん。






暖簾の手前の石畳だっけ車椅子のタイヤが引っ掛かる。そこ以外はバリアフリー。
案内された部屋はい窓ガラスから美しい日本庭園がよく見える。あいにくの曇天だったが、すばらしいロケーション。これが下鴨茶寮かと息をのむ。

席に着くとウエルカムドリンクの昆布茶がだされた。ぬるめで少量、計算されたかのように気分が落ち着く。そのあと、スパークリングワインで乾杯。乾杯が終わると食前酒が運ばれた。



食前酒




金箔入りの京都の地酒「神楽」。結婚祝いの宴席最初の演出にふさわしい。だけど現実主義の我が一族は「お酒に金箔を入れるなんて意味がない」と口々に言った。
金価格が高騰している今、全員の金箔を合わせて売却したらいくらになるのだろう。。。

このあとは奈良の地酒(名前忘れた・・)のぬる燗とともに食事を楽しむ。月替わりのコースメニュー。「卯月」の季節の料理で構成されていた。



先附




西洋料理の言うところのオードブルの冷菜。いきなり強烈のストレートパンチではない。この後の教理を期待される上品な美味しさ。
器の中の絵と料理の調和も良い。


碗物




なんとも澄んだ出汁。それでいて旨味はしっかり引き出されている。これを「京都の薄味」と表現するのは犯罪である。この味こそ世界遺産。

鱚(キス)の身は結ばれていた。魚へんに喜ぶと書くキスの身を結ぶという何とも結婚祝いにふさわしい演出。何げないおもてなしの精神にさすがと思った。


向附




鰹、鮃、烏賊の三種。居酒屋でしか刺し身を食べない私にしてみれば、もっと大ぶりに切ってもらわないと満足感が少ない。
しかしコース全体を考えれば、これが適量であろう。後の料理がなければ、おかわりしたいぐらいの美味しい魚だった。

よく見ると器が鶴のデザイン。鮑にも見える。お祝い事の演出が心憎い。


八寸






箱の蓋のかきつばたの絵を見て、いま京都でかきつばたの美しい場所談議になる。季節感のある箱の中身は季節感のある料理。
最初に稚鮎の唐揚げを食べる。夏の先取りである。仲居さんからお品書きに書いてある「新丸十」の意味を聞いた。丸と十を合わせると島津家の家紋、つまり薩摩。サツマイモという意味になる。

下鴨茶寮で楽しみにしていた料理が一つあった。下鴨茶寮では年末になるとお得意様に玉子焼きを配るらしい。だからぜひ下鴨茶寮の玉子焼きを食べてみたかった。
八寸の箱の中に厚焼き玉子が入っていたが、あまりにも小さな一切れだったので少しがっかり。やはりもっと玉子焼きを食べるにはお得意様になるしかないのだろうか。。。


鉢物






こちらにもお祝い事の演出に鶴の絵が描かれている。
感動続きの中、おだやかに味わえる一品だった。


焼物




鱸(スズキ)の焼き魚は初めてではない。しかしどうやったらこんなに美味しく焼けるのだろうか。やはりプロの腕前としか言いようがない。


強肴




「強肴」という言葉は初めて知った。そしてこの和牛低温焼き、この料理は「強肴」という言葉がピタリと当てはまる。
ローストビーフのようでもあり、ビーフステーキのようでもあり、絶妙な熱の入れ具合。少し前に二杯めのお酒として山崎ウイスキーのハイボールを注文していたが、これにばっちり相性が良かった。


食事




真蛸と空豆が入った土鍋炊き込みご飯。前に置かれたときに、空豆の香りがした。
美味しくてもう一膳おかわりした。

お味噌汁も美味しかった。やっぱり出汁の取り方なんだろうか。


水物




枇杷とサクランボのシロップ漬け。季節としてはこれからが旬の果物。でも今日の食事の余韻を楽しむには、この果物の選択はよく考えられていると思えた。


甘味




コース最後に出されたのが、柏餅と抹茶。
柏餅は一般に販売されているものの三分の一くらいの大きさ。最後のひと皿はこれで充分。
自家製なのか、取り寄せなのかはわからないけれど、作りたてであることは餅の粘りで分かった。






抹茶を飲み干すと、テーブルに並んでいる茶碗の絵柄がすべて違うことに気がついた。
茶道では抹茶を飲み干した後は、出された茶碗の色形を眺めるのもマナー。ほろ酔いでそんなことすっかり忘れていた。


この日の料理の一覧






部屋からの眺めも良く、食事も接客も最高。さすがは高級料亭。
アメリカ人がうらやましい!!
今なら円安ドル高でお得に食べられる。







いつかは下鴨茶寮

子どもの頃から憧れていた下鴨茶寮本店での夢のような時間はこうして終わった。



次の夢は、もう一度下鴨茶寮。



値段以上の感動がありました。
帰宅後は、満腹とほろ酔いと、ほんの少しの疲労で夕食抜き。次の朝まで幸せに浸っていました。













 




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最終更新日  2024.05.02 19:26:37
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