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天候のせいか、どうした訳か、私の周りで今春以降突然の病気に
倒れる方や、突然の訃報を知らされるなど少々辛いことが 続きました。 今月中旬にも私より若く、輝いて国内外ともに活躍していた 友の訃報に『どうして!なぜ!』と・・・猛暑の中、益々 思考停止状態になってしまった時期がありました。 今朝メールを開いたところ、その友達のお嬢さまから お母様の遺された言葉、が遺影とともに英文と日本文で 送られてきました。亡くなる三日前に書かれたものだそうです。 『皆さまへ感謝の言葉 もし私が皆様にお会いする機会がないまま、突然私の訃報が届いても、 どうぞ決してお気を悪くなさらないでくださるようお願いいたします。 皆様には生前いろいろお世話になり、 ありがとうございました。 心より御礼申し上げます。 私はお葬式やお別れの会など一切希望いたしません。私のことは、 私の生前のイメージで ご記憶くだされば幸いです。 虎ノ門病院で「これならばこれから私の希望する在宅看護ができます」と いうための必要な手術と処置を受け、Mさんのあたたかく、最高に細やかな 気配りのもと、また何かあれば診てくれる24時間体制の医療スタッフの システムも利用し、自宅で過ごしてまいりました。 これまでいろいろありましたが、おかげさまで豊かな人生を送ることができました。 皆様お元気で、ありがとうございました。』 「Mさん」とは、実際にはお名前がはいっていましたが、ここでは イニシャルにさせて頂きました。ご主人のお名前です。 亡くなる直前まで周りへの心遣いをみせてくださったS子さんの優しさ、 死に向かう凛とした姿勢、胸が一杯になりながら拝読しました。 これまで彼女の突然の訃報に胸を痛めていましたが、遺してくださった言葉に 生きている私の方が慰められ、癒されたと感じました。 ありがとう、S子さん。あらためて心からご冥福をお祈りします。 出来ることなら私も逝く前に彼女にならって、あとに残る愛する人たちに こうした言葉を遺せたら・・・とも学びました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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