テーマ:おもひでぽろぽろ(152)
カテゴリ:おもひでぽろぽろ
下の娘が中学三年生のころ 学校の保育実習というのがあって 五歳児を相手にして帰って来た 「疲れたぁ~」 その第一声 娘は五歳の幼児たちを前に どんな顔をしていたのだろう 私には五歳のころの君の顔も 今の顔も同じに見えてしまう ついこの前のことだ 妻も私もにやにやして君の奮闘記を聞いていた 「もう子供はこりごりやわぁ~」 と子供が言う 口とはうらはらに まんざらでもなさそう いつか このさざんかの枝葉のように やさしい手のひらになってほしいもんだ 庭のさざんかの蕾を見るたびに あの頃のことを思い出す もうそろそろ わが子を持ってもおかしくない年頃になった娘へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.11.07 06:00:06
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