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October 16, 2007
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カテゴリ:今日の一冊

悪人

 幸せになりたかった。ただそれだけを願っていた…。保険外交員を殺害した男と、彼に出会った女。加害者と被害者、それぞれの家族たち。群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。悪人とはいったい誰なのか。『朝日新聞』連載を単行本化。

 福岡県と佐賀県の県境にある三瀬峠で、女性の絞殺死体が発見された。被害者は、短大卒業後、親元を離れて福岡市内で保険外交員として働いていた石橋佳乃で、発覚当初、捜査線上に浮かび上がったのは、彼女が恋人だと公言し、事件後姿をくらましていた大学生・増尾圭吾だった。だが、拘束された増尾の供述と目撃者の証言から、容疑は佳乃が出会い系サイトで知り合った土木作業員・清水祐一に絞られていくが、警察の目が自分に向けられたと気づいた祐一は、女性を連れて逃避行に及ぶ……。
 物語は、一つの殺人事件を巡って、加害者と被害者、そして残された家族と友人の揺れ動く心情を描いた作品で、リアリティと迫力に圧倒されました。被害者と加害者との出会い、その両者の現実の生活、犯罪の裏側にある複雑な家庭環境など、物語の背景がしっかりとしていて、登場人物の心理も細かく描かれています。悪人とは一体誰なのかを改めて考えさせられ、強烈な印象が残る作品です。

【満足度】 ★★★★★(文句なし!)





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Last updated  October 16, 2007 12:00:24 AM
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