リサイクルや植物性素材に変えるだけでは「地球の使いすぎ」は止まらない! 「脱使い捨て」に向けた社会的なしくみづくりに焦点を当て、世界や日本の様々な事例を紹介し、考察する。
大手外食チェーンがストロー使用廃止、世界の国々でレジ袋の有料化、日本政府もその方針を打ち出すなど、今まさにメディアでもホットな話題となっている「プラスチック問題」!! それは、新たなビジネスチャンスの到来とも期待されています。しかし!そもそもどうしてプラスチックを減らす必要があるのか、紙や植物性の素材に変えれば解決なのかなど、根本的で正確な情報は消費者に届いていません。「脱プラ」を言うだけではだめなのです。
本書は、環境団体で長年、「地球から取り出す資源の最小化」や地球温暖化防止の活動に携わってきた著者が、国内外の法制度や自治体、市民の取り組みを紹介しながら、「持続可能な消費と生産」のあり方をやさしく解説します。海外の目からウロコの数々の事例に、未来への希望のわく一冊です。いま注目のキーワード「使い捨て」「資源」「地球温暖化」「エシカル消費」「SDGs(持続可能な開発目標)」などを具体的に学べます。
【満足度】 ★★★★