旅行会社から阪神タイガースに出向した野崎。経理部員から広島カープに転職した鈴木。どん底球団の優勝に向けて、野球素人のサラリーマン2人が行った改革とは…。企業ノンフィクション。『週刊文春』連載を加筆し書籍化。
旅行マンから阪神タイガースに出向した野崎勝義。経理部員から広島カープに転じた鈴木清明。野球の素人だった彼らは、ある日を境に突然、球団運営に身を投じることになる。「営業収益アップ」「商品販売の効率化」「上司の理不尽な命令」「異例の人事異動」「業務のデジタル化」……異端な2人のサラリーマンが“どん底”球団の優勝にむけて行った改革とは!?『しんがり』『石つぶて』の著者が放つ渾身の企業ノンフィクション!
本書は、プロ野球「阪神タイガース」と「広島東洋カープ」を舞台に、組織改革に奮闘する異端のサラリーマンを描いた企業ノンフィクション。主人公は、2003年の阪神優勝時の球団社長、野崎勝義さんと、現在も広島の球団本部長を務める鈴木清明さん。親会社から球団に出向、転職した2人のサラリーマンが、球団の変革に挑んだ軌跡を追ったものですが、現場と上司の板挟みに遭い、悪戦苦闘しながらチームやフロントを変えていく2人の姿は勿論、プロ野球フロントの裏話も多く書かれ、野球ファンにはオススメの一冊です。
【満足度】 ★★★★