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カテゴリ:つぶやき
今日から読み始めた本に良い事が書いてありましたので、備忘録として記しておきます。
<同じ時間、同じ場所にいても、別の世界を見ている…?!> 私たち人間は、全ての人がそれぞれの成長の度合い、思い込み、抱いている欲望などに合わせて、 世界の見え方が変わる「メガネ」をかけています。 その為、人によって世界の見え方が、さまざまに違っています。 「メガネ」には人の数だけ種類があります。 いろいろな基準の、いろんな「メガネ」があります。 ですから、同じ瞬間、同じ風景を見たとしても、人によって目に飛び込んでくるものが違うのです。 例えば、老人にも若者の世界は見る事ができますが、老人と若者の価値観は違っています。 ハイブランドの破れたダメージ・デニムを履いていたら、 おばあちゃんに繕われた、という人がいました。(笑) おばあちゃんは、「破れている=ボロボロでよくない状態」という「メガネ」を掛けているのです。 手を繋いで、同じ方向を向いて歩いているカップルでさえ、見えているものが違うのです。 「カッコいい車や、セクシーな女性が真っ先に見つかるメガネ」を掛けた男性の目には、 ピカピカの外車や胸元の大きくあいた服を着たスタイルのいい女性が目に飛び込んできます。 「最新のファッションやかわいいモノが真っ先に見つかるメガネ」を掛けている女性には、 女の人が手にしている流行のバッグや連れている可愛い子犬が飛び込んできますが、ピカピカの外車には気づきません。 同様に、 「幸せが真っ先に見つかるメガネ」を掛けている人は、 「わぁ、この世は幸せな事だらけだ!」となります。 「不幸が真っ先に見えるメガネ」を掛けている人には、 不幸ばかりが目に飛び込んできて、「最悪、この世は不幸な事だらけだ!」となります。 同じAさんのことを、ある人はとても親切な優しい人だと評価し、別の人は、意地悪な人だと真逆の評価をすることが起こるのも、この「メガネ」が原因なのです。 そして、人生において「幸せが見つかる色メガネ」の役割を果たすものがあります。 それは「高い自己肯定感」なのです。 自己肯定感とは、「自分そのもの」や、「自分の価値」を肯定する事です。 「自分の価値」には、社会的地位の高低や、能力の有無、収入の高低、外見の美醜といった、 表面的で物質的な他人が判断する価値基準は、一切関係ありません。 もっと根本的な、本質的な価値のことです。 自分の考えや、自分の感じ方、気持ち、能力、そして存在そのものの価値なのです。 <自己肯定感の高さは、いつ決まるのか> 子供の頃、 両親に無条件の愛を注いでもらえていたこと、それが高い「自己肯定感」を育みます。 自己肯定感が高いということは、 「私は私のままでいい。私はありのままで価値がある」という、 「幸せだけが見える色メガネ」をかけていることでもあります。 子供の頃に、いい子でなければ、お母さんお父さんに愛してもらえない、何事もちゃんとできなければほめてもらえない、といった経験を多くすると、自己肯定感は低くなります。 自己肯定感が低い人は、「他人に嫌われたら自分には生きる価値がない」とか、「他人の期待に応えられない自分には価値がない」と思い込んでいます。 その為に、行動基準が常に「他人に嫌われないこと」になっています。 「自分を認めてもらうこと」なら、なんでもしてしまうところがあります。 わかりやすく言うと、 「ほめてもらいたいから手伝う」 「いい人(親・妻・夫)に見られたいからその役割を演じる」 「成果をあげるために疲れ切るまで頑張ってしまう」のです。 そして、自分の本当にしたいことや自分の幸せ、自分の喜びを後回しにしてしまうのです。 <例えば、発表会で…> いざ、本番となると、練習よりもいい結果を出す人もいれば、逆に失敗する人もいます。 この違いは、どこから生じるのでしょうか…? よく、「本番に強い人はメンタルが強い」と言います。 この「メンタルが強い」というのは、まさに「自己肯定感」の高低で説明できます。 自己肯定感が低い人は、実力があって、練習でうまくできていても、「私は、うまくできる自信がない」と感じてしまいます。 自己肯定感が低い人は、失敗すると自分のすべてを否定されたように受け取ってしまい、必要以上に失敗を恐れます。その為、「失敗をしたくない、してはならない」と力んで体に余計な力が入ってしまいます。 また、自己肯定感が低い人は、常に自分を誰かと比べています。 しかし、この世に万能の人はいませんから、そんな風に誰かと自分を比べてばかりいれば、必ず、自分が劣る部分が見つかります。 いくつもいくつも、自分の劣った部分を見つけ出して、自分の出番がくる前に、自分で自分の心を折ってしまいます。 こうして自滅していく為に、本番でうまくいかないのです。 自己肯定感が高い人は、自分を誰かと比べる事はありませんから、無駄に無力感を覚えることもありません。 比べたとしても、他人とではなく、過去の自分と比較するので、「以前より1ミリでも成長していたらハッピー💛」となり、尚更心が折れることはないのです。 他人と自分を比べるのはやめませう。 過去の自分と比べて、自分の成長に目を向けましょう。 <過去はどうであれ、未来は変えられる> いつの間にか身に着けてしまった「ありのままの自分には価値がない」というマイナスの思い込みを、「ありのままの自分には価値がある」という、プラスの思い込みに書き換えていきませう。 この練習をすると、他の誰でもない自分自身が子供の頃の自分を優しく癒してあげられます。 ネガティブな幼少期のセルフイメージが取り除かれ、「私はここにいていいのだ」という自己肯定感や、「私は両親や友人にとって大切な存在なのだ」という自己重要感が高まります。 心の中に、どっしりとした土台を構築することができます。 間違った思い込みを持っている人が、このワークを実践すると、皆さん、涙を流されます。 1.落ち着ける静かな環境で椅子に座り、数回深呼吸をし、リラックスします。 2.自分の目の前に、こちらを向いて立っている5,6歳の頃の自分の姿をイメージします。 リアルに思い出せなくても、なんとなくイメージすれば大丈夫です。 3.その子の気持ちを察してあげます。 あなたの目の前に立っているその子は、何か話していますか? その子が話しかけてきたら、しっかりと聞いてあげます。 何も言わなかったとしても、その子の気持ちを優しく受け入れてあげてください。 4.その子が癒されるように、その子がかけてほしいと思っているであろう言葉をかけてあげます。 例えば、 ・「〇〇ちゃん、あなたはそのままで価値があるよ」 ・「〇〇ちゃん、あなたは(太っていても痩せていても)そのままで価値があるよ」 ・「〇〇ちゃん、お母さんは、あなたのことが大好きよ」 ・「〇〇ちゃん、あなたはお母さんにとって大切な存在だよ」 こうした言葉を掛けながら、小さな子供の自分を膝の上に乗せて抱きしめ、優しく背中や頭をなでてあげます。 そして、貴方の言葉を聞いて、その子が嬉しそうな顔をしている所、癒されている所をイメージします。 5.その子が喜んだり安心したりしているのを感じます。 喜んでいるその子を、ゆっくりと自分の胸の中に入れ、(その子と自分が一体になる感じ)、温かさや安心感、喜びの感覚が自分の身体に広がっていくのを感じます。 ゆっくりと目を開けて練習を終了します。 いわゆる、インナーチャイルドワークですね。 どちらにしても、とてもわかりやすく興味深かったので、本文をほぼそのまま引用して、ご紹介させて頂きました。 自分が自分に優しい言葉かけをしていく事はとても大切な事です。 自分に優しく! 思い切り自分に優しくしてあげたいものです。 長くなりました。 今日の記事は、心理カウンセラー常富泰弘著「自己肯定感が高まる最高の方法」の抜粋です。 本日もご訪問を頂き、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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