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カテゴリ:つぶやき
あるカウンセラーの本を読んでいて、とても興味深い事が書いてありましたので、
備忘録として記しておきます。 <期待しているから腹が立つ> ★昔、私が新婚旅行から帰ってきて、先輩のカウンセラーに報告の電話をすると、 「いいわねぇ、新婚で。いまが一番いい時よねぇ。 うちなんか今朝、ケンカしちゃってね。 旦那の顔にコーヒーをぶっかけちゃったわよ。へへへ」 と言われて、私は、この先輩夫婦がすごく羨ましくなりました。 その時の私には、妻の顔にコーヒーをぶっかけるようなケンカをする自信はなかったからです。 もし、そんなことをすれば、彼女は実家に帰ってしまう事には自信がありましたが…。 先輩夫婦はひどいケンカをしても、決して2人の関係が壊れない自信がある。 その絆の強さが羨ましかったのです。 親密感は人との間にある心の距離に関係があります。 私たちがケンカするのは、家族や夫婦、カップルなど、親しい人との間です。 どうでもいい人とはケンカしません。 腹が立ってケンカするのは、相手の事を良い人で、素晴らしいと感じているからです。 その相手が期待に反して、ガッカリするような言動をした時に、 失望して、ケンカになるのです。 もし、相手に何の期待もしていなければ、腹が立つこともなく、ケンカも起こりません。 赤ちゃんがいつも寝てばかりいても、まったく腹が立たないのは期待していないからです。 カップルの別れ話や離婚寸前の夫婦のカウンセリングをする時に、 可能性があるのかないのかを判断する基準として、 相手にどれだけの怒りがあるのかを探ります。 多くの夫婦やカップルは、 別れる時に必ず、「あんたなんか最低よ」「お前なんか世界で最悪の女だ!」などと、 相手を最低にしようとします。 これを私たちは、「嫌う努力」と呼んでいます。 本当に嫌いなものに対して、嫌う努力が必要でしょうか? ゴキブリやムカデ、ヘビを嫌うのに、何の努力も必要ないでしょう。 「あんたなんか最低」「一生呪ってやる!」などと苦しそうにしている人を見ると、 こんなに「嫌う努力」をしなければ嫌いになれないほど、 この人は相手のことを好きなんだなぁ…と思うのです。 つまり、ケンカしているということは、 「あなたは素敵で素晴らしい人なんだから、そのように振舞いなさいよ」 という愛のメッセージなのです。 「ケンカするほど仲がいい!」 と言いますよね。 確かに、そうですよね。 お互いの心が相互に気持ち良く交流している状態を「愛」とするならば、 それがうまくいかなくなった時に、「怒り」が出ます。 でも、そこには「関係性」があります。 お互いが冷めて、「関係性」が切れると、距離が出来て、「無関心」になります。 「愛」の反対は、「憎しみ」ではなく、「無関心」だと言われる通りです。 ケンカできる相手がいる事は、幸せですね。 そのことに気付けたら、2人の関係性が変わってくるかもしれません。 ケンカは一人ではできませんから。 ケンカは愛のメッセージ!!! ですね。 本日もご訪問を頂き、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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