東京メトロ東西線05系・その3
「その3」では、1991年から導入されたワイドドア編成を掲載します。東西線のラッシュ時における乗降時間短縮を目的として、ドアの幅を従来の1300mmから1800mmに拡大したワイドドア編成を導入しました。導入当初はドア開閉時間が延びたり、駆け込み乗車が多発したりしたことで列車の遅延を招くこととなり、5編成(第14~18編成)のみで製造を終了しています。その後、2009年からは再びワイドドアを採用した15000系を導入し、05系ワイドドア編成とともにラッシュ時に集中的に運行したことで、乗降時間の緩和に寄与しています。西船橋駅で撮影した第16編成です。1992年に製造されました。西船橋駅で撮影した第17編成です。こちらも1992年に製造されました。05系ワイドドア編成は現在全編成が「B修工事」を施されていて、車内の全面的なリニューアルやドア上の液晶ディスプレイ設置、フルカラーLED式の行先表示器への更新、先頭車両にスカートの設置、帯色の変更などが行われています。第17編成の車内です。リニューアル工事が施されたことで、全体的に明るい車内に変わりました。ドア幅が1800mmのワイドドアです。ドア上部には液晶ディスプレイが設置され、左側に広告(CM放送)、右側に駅や乗換の案内を表示しています。先頭車の運転台に一番近いところのドアのみ、従来と同じ1300mmのドアとなっています。B修工事施工前に撮影した第18編成です。施工後の写真と比較すると、単色(オレンジ色)のLED式行先表示器の設置や、帯色が異なっているのがよくわかります。現在はこの編成もB修工事が施工されているので、このスタイルは見ることができません。B修工事施工前の車内です。座席モケットは変わっていませんが、化粧板や仕切り板がアイボリー色で、落ち着いた雰囲気があります。ドア幅1800mmのワイドドアです。リニューアル前は、ドア上部にLED式の案内表示器が設置されていました。