鹿児島を走る市電たち~その4
今回は、市電の中で勢力を拡大中の低床車を掲載します。現在活躍中の低床車は3種類あり、バリアフリー化や定員の増加に一役買っています。1000形「ユートラム」です。アルナ車両が開発した超低床路面電車「リトルダンサー タイプA3」シリーズで、2002年に鹿児島市電初の低床車として運用開始しました。3連接車体となっており、運転室と客室の車体が分かれていますが、3車体で1両として扱われています。1011~1019まで9編成が所属しています。写真は1015編成で、「鹿児島ユナイテッドFC」のラッピングが施されています。暗くて見えにくいですが、1000形1018編成です。こちらは7000形「ユートラムII」です。2007年に登場したアルナ車両の「リトルダンサー タイプA5」シリーズで、5連接車体とヨーロッパ風の流線型デザインが大きな特徴です。全長は18mあり、収容力を重視した仕様となっています。7001~7004まで4編成が所属しています。同じく7000形の7001編成です。街に良く映える格好いい路面電車です。7000形の7004編成です。こちらは7500形「ユートラムIII」です。2017年に登場したアルナ車両の「リトルダンサー タイプX」シリーズで、2連接車体となっています。この車両は市電の車両としては初めて100%の超低床化を実現し、またフルカラーLED式の行先表示も備えています。カラーリングは伝統の黄色と緑色ですが、在来の車両より明るい色合いとなっています。写真は7501編成です。こちらは7502編成です。現在のところ7500形は2編成のみの導入で、これから増えていくか楽しみです。