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今日は手術をした。
しかし、必ずしも受けなければならない手術ではない。 あくまで私の希望で受けたものだ。 それは「レーシック」というものである。 早い話が目の手術で、目的は近視の矯正である。 これによりメガネやコンタクトとおさらばできるという、 日本ではここ数年で急速に普及してきた方法である。 私は中学生のころからメガネを使い始めたのだが、 今の視力は左右とも「0.05」くらいとなってしまっている。 どのくらいのレベルかというと、視力検査表の一番上が定位置では見えず、 2~3歩近寄らないと見えないというレベルで、 手元も30センチを越えるとぼやけてしまうので、 読書をするにもメガネが必要なくらいであった。 そんな中、メガネもそろそろ作り変える時期を向かえ、 レーシックの手術料金も以前より下がってきていたこともあり、 手術を受ける決心をした。 調べてみると私の入っている保険はレーシックもカバーしており、 手術給付金(5万円)も支給されるらしい。(^^) さらに高額医療費のため、確定申告をすれば数万円の税金が戻る可能性もある。 そもそもレーシックとはどんなものなのかというと、 レーザーにより角膜の形状を変化させ、 今までずれていたピントを正常な状態に合わせるというものである。 それでは、手術までの流れを記録しておこう。。。 1.眼科に到着 受付に診察券を出すと、「これを読んで署名してください」と手術の同意書を渡された。 読んでみると、、、 ・この手術は近視矯正手術であるが、近視の治療には他の方法(メガネやコンタクトレンズ)もあること。 ・そのことを認識した上で、他の方法よりもリスクのあるレーシック手術を受けること。 ・その選択は任意であり、誰の強制でもないこと。 ・メガネやコンタクトが完全に不要になるとは限らないこと。 ・一度治療したら元には戻せないこと。 ・近くが見づらくなり、読書用のメガネが必要になることが稀にあること。 などなどの説明が記されてあった。 要は、手術は「自己責任」ということを確認するための書類だ。 特に問題はないので、一読した後にサインをした。 2.事前検査 以前に検査自体は受けており、手術可能との結果が出ているが、 その後に変化がないかどうかを確認するために再度検査をする。 視力が安定していないと手術には向かないようだ。 視力、乱視の検査、眼圧、眼球の表面の状態などを調べる。 その結果、特に問題はなく、手術を行うことが決定。 3.お会計 この段階でお会計となる。 私はクレジットカードで支払ったが、他にいた二人は現金で払っていた。(@_@) 数十万円のお支払いを現金で、というのは私には考えられない。 万一落としたり盗まれたりしても誰も保障してくれないもんなぁ。。。 4.手術前 麻酔薬を含む3種類の点眼をして、しばし休憩。 麻酔が効いてくると、目の周りが「ほわ~」とした感じになる。 個室の休憩室でリラックスして呼ばれるのを待つ。 5.手術室 いよいよ手術の時が来た。 部屋の温度はかなり低温になっているようだ。やけに寒い。 レーザーの装置がかなりの熱を持つからかもしれない。 手術台、といっても背もたれが大きく倒れた椅子という感じだが、、、 に横になる。 あとは顕微鏡みたいなもので目をのぞかれるので、 私はその中で赤く光る点を見つめていれば良い、とのことであった。 6.手術開始 こんな感じで手術は進む。。。まずは右目を行い、すべて終わってから左目を行う。 ・眼の洗浄 水で洗浄する。麻酔が効いているので、ほとんど何も感じない。 ・瞼の固定 手術中に眼を閉じないように器具で瞼を固定される。 ・フラップを作る。 角膜は5つの層に分かれており、レーザー治療をするのは3番目の実質層という部分だ。 そのため、表面部分をめくってフラップをつくり、手術後に戻すのである。 ・レーザー照射 いよいよメインイベントのレーザー照射だ。 その時間は片眼30秒程度という短い時間で、メインイベントなのにちょっと拍子抜け。 しかしレーザーの照射中には機械がジリジリと音を立てている。 しかも焦げ臭いような臭いも漂ってきた。やはり相当の熱を発しているのだろう。 ちなみに、眼に当たっているレーザーは熱いわけではない。 7.手術終了 めくってあったフラップを元に戻し、1分程度待ったら手術完了。 手術が終わって眼の束縛が解放されたとたん、少し見えるようになっていた。 ぼんやりとはしているが、15分前とは確かに違う。 先ほどの休憩室にもどり、1時間の休息をとる。 その後に再度眼の状態を検査する。 眼の顕微鏡写真で、フラップがまだ完全には修復していないのがわかる。 通常、翌日にはほとんどわからなくなるレベルになるという。 異常がないので、今日はこれにて終了。 8.術後の注意事項 2種類の目薬(炎症予防と抗菌剤)を渡され、1日4回(朝・昼・晩・就寝前)点眼するようにと指示される。 それに今日寝るときにつける眼の保護用カバーを渡された。 今日は洗髪・洗顔はNGで、首から下のシャワーはOKという。 フラップが完全に戻っていない状態で眼に雑菌が入ると、感染症を引き起こすためである。 9.帰り道 今日は雨なのでホコリは少なくていいのかな、などと思いながら地下鉄の駅へと向かう。 手術直後の視力は0.5程度ということなので、結構ぼやけているが歩く分には全然問題ない。 駅について案内板の文字が裸眼で読めることに感動。今までにはないことだ。 今までは大きな文字さえも裸眼では見えなかったのだから。。。 10.帰宅後 家に着き時計を見る。 時計の時間が読めることにまた感動。(^^) でもまだまだぼやけていて近くも見づらい。 たいていの場合、次の日の朝に本当の感動がやってくるらしい。 フラップも安定し、視力も回復してくるからだ。 それを楽しみに、今日は寝ることにしよう。(^^) ■感想■ 手術そのものは15分足らずで終了してしまうので、 トイレに入っている時間にしては長いが、 シャワーを浴びて出てくるよりも早いかもしれない。 それに痛みもなくほぼ無痛と言っていいだろう。 眼をいじられるので緊張はするが、じっとしていればいいだけだ。 私の場合、視力1.0~1.5が目標値なのでぜひともクリアしてほしいものである。 あとは術後の検査が待っている。 翌日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年後の検査を受けなくてはならない。 その後の状況は、この日記で追跡レポートをお届けする予定なのでお楽しみに。 それでは、これで寝るとするかな。。。 おっと、寝る前には点眼を忘れずにと。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003/08/16 11:03:42 PM
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