日本にも同じ製品が出回っていると思われますので影響があるでしょう。
鎮痛薬をよくお使いの方は、使用方法を必ず守って、より慎重に。
どんなクスリもリスクがあります。漢方薬も同じです。
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米国で、広く出回っている鎮痛薬を長期使用したときに心臓発作や脳卒中のおそれがあることが、相次いで明らかになっている。これを鑑みて、医薬品のお目付役である、FDA(米食品医薬品局)は、昨年末に鎮痛薬に関する最近の情報を総点検して、副作用問題をめぐる国民の不安を取り除くための努力をする、と異例の声明を発した。
FDAは同時に、医師に対して、鎮痛薬の取扱いに慎重を期すよう注意を促すとともに、一般の消費者に対して、店頭販売の薬も含めて、鎮痛薬の使用は、決められた用量、方法を厳守するよう警告している。
この問題に関連して、FDAの担当官、ジョン・ジェンキンス博士は、「一般に非常に親しまれている市販薬でさえも、問題がないとは言えない。ラベルに書かれている使用方法を必ず守ってほしい。そして、10日間以上連続して鎮痛薬を使用しないようにしてほしい」と述べている。2月に関係者を集めて、鎮痛薬に関する情報を総点検をすることにしたという。
(出典:日経ヘルス)
◆非ステロイド性抗炎症薬全般を再評価
米国食品医薬品局(FDA)は先ごろの声明で、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)のCOX-1阻害薬およびCOX-2阻害薬にさらなる規制措置が必要かどうかを判断するため、これら薬剤が関わるすべての予防試験データを再評価すると発表した。このような措置は、特にNSAIDを高用量かつ長期的に服用した場合に、心臓発作および脳卒中リスクが高まることを示す最近の証拠が直接的なきっかけとなっている。
COX-1阻害薬にはイブプロフェン(Advil、Motrin)、アセトアミノフェン(Tylenol)、ナプロキセン(Aleve)、アスピリンなど処方箋なしで購入できる鎮痛薬の大半が含まれ、消化管を保護するとされるCOX-2阻害薬には、メルク社が昨年9月に市場から回収したVioxx、ファイザー社のCelebrex および Bextraがある。FDAはまた、医師および患者に対し、すべてのNSAIDに関して下記のような公衆衛生勧告を発表している。
・心血管リスクが高い患者にCelebrex およびBextraを処方する際は新情報の検討が必要である。
・市販の鎮痛薬を使用する消費者はラベルの指示を注意深く守り、使用が10日を超える場合は、医師に相談する。
・消化管出血の高リスク患者や従来のNSAIDによる経過が順調ではない患者も、新規COX-2阻害薬の適切な候補者となりうる。
しかし、専門家の1人は、勧告の内容には新情報が含まれず、人々の混乱を招くだけで、医師との連絡が取れなくなる休暇シーズン前の発表もタイミングを逸している、とコメント。また、消費者擁護団体パブリックシチズンもCelebrexやBextraを禁止しなかったことでFDAを非難した。NSAIDクラス全体の安全性を検討するFDA諮問委員会の開催は2005年2月に予定されている。
(出展:HealthDayNews)
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あけましておめでとうございます。本年もよろしくです^^
鎮痛剤は治療薬ではないですものね。バファリンを飲んでいる母(医者から血流促進目的で処方されたという)に潜在意識に聴いたら 飲まないほうがいい と出ました。お医者様の言っていることが正しいと信じている世代に説明するのが大変でしたが、なんとかわかってくれました。^^
(2005/01/08 09:32:37 AM)