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カテゴリ:Dr.HOUSE S3-8
『変わりゆく人生 』
しばらく新エピソードがなく間が空きましたが、本国でも例の脚本家ストで撮影が中断し、その後再開してからこのエピソードを撮影したようです。 (本国の初回の放送日はくっついていますが) それで「4ヶ月も付き合っていた」という台詞が出てくるのでしょうね。 熾烈を極めたサバイバルからかなり時間が経って、新人たちもそれぞれ落ち着いたという感じでしょうか。 テーマとなるユダヤの厳格な風習などはなじみがなくて、病気も難しくなかった(あまりいじることがなかった、私でも予想できた)せいで、ウィルソンのプライベートの話に目が行きました。 ただ無宗教で「人は変わらない」というのはハウスのモットーなので、やはりハウスらしい話でしたね。 ユダヤ式の結婚式で花嫁のロズ、38歳が意識を失って病院に来る。血尿、膀胱機能障害があるが、感染症、腫瘍、結石は認められない。 ロズは半年前まで音楽産業のプロデューサーをしていたが、戒律が厳しいユダヤ教のハシド派に改宗し、見合いで結婚することになったという。ハウスはドラッグを疑うが、半年前に辞めているという。 自宅からは毒物も見つからず、ドラッグも陰性。ハウスは極端な転身はポルフィリン症の症状だと治療をしようとするので、ロズの夫はカディに担当医師を変えるように要求する。 宗教で人は変わらないというハウスと夫は意見が対立するが、ロズが呼吸障害を起こしてしまう。 新たにウェゲナー肉芽腫かループスかどうか、調べるためにロズに負荷検査を行うが、心臓は問題ないが、立ち上がったロズが激しい脚の痛みを訴える。 血栓があるかどうか調べるためにハウスはMRIとfMRIを命じるが、脳に変化は認められない。ただ、患者が立ち上がると具合が悪くなり、横になると心拍数などが元に戻ることに気づく。 心臓に問題があるのではないかと調べるが異常はなく、神経系のテストで汗をかくかどうか調べているときに、ロズが震え始める。 高温なのに汗をかかず、低体温症になって発作を起こしていた。アジソン症を疑いコルチゾールを与えたところ、患者の腹部が腫れて内出血していた。 出血場所が判らず、チェイスは止血のために手術を勧めるが、ロズは死を覚悟し、儀式を執り行い、日没までは手術して欲しくないという。 このままでは命にかかわるのでハウスは強引に時計を早めて手術を行うことにするが、ロズを立たせて脇腹を押さえると意識が戻り、離すと倒れる事を確認する。 ロズは腎下垂(遊走腎)だったのだった。だから、横になっているMRIでは異常が見つからなかったのだった。 ハウスはウィルソンが首にしたアンバーとまだ付き合っているのがおもしろくない。 アンバーの魂胆を探ろうと嗅ぎ回ったあげく、ウィルソンが心配だと騒ぐが、アンバーはウィルソンが尊敬と愛の両方を与えてくれると言って、ハウスの仕事のオファーを断る。 世の中には自ら選んで伝統的な儀式に乗っ取って生活する人もいるでしょう。 ハウスから見るとハシド派に改宗するなんて精神的なマゾヒストだ、信仰か命かなんて理由がわからない、死んだら意味がないだろうと言っても、人は変わることができるのだ。 それが証拠に人を陥れても目的を果たす、あの生き馬の目を抜くようなアンバーが、いい女になっていた。(爆) ウィルソンと付き合うのは、自分への復讐でもなくウィルソンをおもちゃにしているわけではない。 ハウスとしてはそれが信じられないから、アンバーの嫌なところを自分と重ねているハウスは、はたと気づき、ウィルソンに「お前は俺と寝ているのか」と言う。 「彼女は俺のneedy version(欲しがり屋の俺)だ」 ハウスは自分の事を、何でも判っていらっしゃる。(笑) カディに「唯一の友人が幸せになるのが恐いのね(よしよし)」と言われると、「ウィルソンは女を救っては捨てて、他の女に走るから、カディ、お前ウィルソンと寝ろ」とウィルソン愛を連発しておりました。でも、そんなこと言われてもカディは全然相手にしない。 それでもカディもアンバーのことをジョロウグモか、何かだと思っているみたいで、ウィルソンから「ハウス、上手く変装したな」と切り替えされる。 この3人の会話が楽しいわ~最高です。 そういうハウスたちの前で、患者夫婦の愛情の深さ、誠実さはさすがに感動的でした。特に夫は。 だからハウスたちはふざけるしかできなかったのでしょうね。 ところで、未だに名前の判らないNo.13はバイ・セクシュアルなのか? ハウスに単純と思われたくないので、あえて秘密を守っているようです。フォアマンの突っ込みが面白かった。 今回、注目したのはカトナーが相当なSFオタクだったこと。 「スターウォーズ」を見るのが好きで、大学時代はスタトレのコンベンションにも行っていた。 高価なとんがり耳を付けるのはさすがに変だけど、自分はクリンゴン帝国のダハール・マスターだった、なれた、それくらいならOKでしょというのは自慢なのか。 ユダヤ教とスタートレックを宗教という点で比べて、はまり度合いを表現しているところはさすがです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 17, 2009 01:59:38 AM
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