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CSI :Miami Files Annex

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February 5, 2014
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カテゴリ:Dr.HOUSE S3-8
いよいよ、あと2話で終わりですね。
来週はなぜか、特別エピソードのお休みが入るというので待ち遠しいです。
医療をテーマとしたドラマだなと思わせるような台詞が一杯あって、後からじわじわと胸に迫ってきました。
どんな人にも当てはまるような台詞だったと思います。




19歳のチアリーダー、デリックが大量の鼻血とめまいで診察を受ける事になった。
ハウスはウィルソンの化学治療の結果が思わしくなく、ウィルソンがすっかり治療を諦めてしまたったので、患者の診断どころではない。
このままだとあと5ヶ月の余命で、フォアマンはハウスがウィルソンを失って壊れてしまうのが心配で、ホッケーのシーズンチケットを手渡し一緒に行こうと声をかける。
ハウスは患者について、正中線肉芽腫と診断し、PETスキャンを命じると、ウィルソンに麻酔薬を飲ませてしまう。
目覚めたウィルソンはハウスが化学治療をしたのかと思うが、ハウスはただ死とはどういうものかというのを経験させたかったという。
ウィルソンは、これまで多くの死を見てきて、人間はただの化学反応の集まりではないと答える。
スキャンの結果、側頭葉に活動があり、幻聴の症状があることが判った。
本人は幻聴があるとは認めないが、統合失調症を発症した可能性もある。
チームは患者の寮のルームメイトに話を聞く。ドラッグはやらなかったそうだ。
引き出しの中から少年の写真が出てきたことから、デリックに尋ねると、10年前に死んだ弟のクリストファーだという。幻聴は弟の声だった。
クリストファーは飲酒運転の交通事故で死亡した。デリックの父親は息子の死を酒で忘れようとして依存症になり、自分と母親は家を出た。
母親はクリストファーをいなかったものとして、悲しみを押し込んでしまったという。
側頭葉のてんかんを疑い検査し異常は見られなかったが、患者の右目が見えなくなり、動脈に血栓があることが判った。
ハウスは次の手段として、食堂にウィルソンのおかげで命が助かった元患者たちを集め、感謝を伝えさせる。ウィルソンはハウスが雇ったサクラだと見破ってしまう。
ハウスはフォアマンがくれたチケットをトイレに流して、下水を詰まらせてしまう。
ウィルソンは病院を首になって人生を謳歌しているNo.13を呼び出し、死を迎える気持ちについて尋ねる。
患者がウィルソンが末期ガンだと聞いて、泣きだしてしまったという。なぜ人々は単純に優しい言葉をかけてくれないのだろう。
No.13はとりあえず化学治療を1クールやってみて、続けるかどうか考えればよいとアドバイスする。ウィルソンは家族や友人たちと残りの人生を楽しく過ごしたいと答える。
チームは患者が弟の死という悲しみを押し殺したことが身体症状に出ているのではないかと考える。ハウスはとにかく身体症状に限定しろと命じる。
腰椎穿刺を施したパクは髄液の圧力が高い事を知り、偏頭痛による髄液貯留と考える。
No.13はハウスを訪ね、ウィルソンの意向を尊重するべきだと話す。
自分に対しても、ハウスは残りの人生を楽しむために首にしたではないか。
その言葉でハウスはウィルソンの気持ちを優先して、2人で残りの時間を共に楽しむと告げる。レストランのディナーでハウスとウィルソンはかつて山登りをした思い出を語り合う。
気分良く話していたウィルソンは、ふと治療をしてみるのも良いかなと口に出す。
しかし、そう思わせるのがハウスの策略ではないかと言いだし、ハウスがやはりウィルソンなしには生きていけないと答えると、ウィルソンは自分の死は自分のものであり、ハウスに借りはないと席を立ってしまう。
ハウスは死にたくなければ戦うべきだと言うと、ウィルソンは戦うなら共に苦しみ支えてくれる友が必要だと言い、価値ある人生だった、愛していると言って欲しいのだという。
ハウスは戦わなければ愛しているなどと言わないと拒絶する。
病室に見舞いに来たデリックの母親に、デリックは、本当にクリストファーの声かどうかも判らないが、記憶もはっきりしないことから、もっとクリストファーの事を話して欲しいと頼む。
偏頭痛の治療は効果がなく、MRIの検査を行っている時に患者はアダムスとパクを見間違う。
突然、水漏れから天井が崩れ、プリンストンボロ病院は大騒ぎとなる。
ハウスの悪戯がとんでもない惨事を引き起こしてしまい、チームはハウスに腹を立てる。
さらにウィルソンを見限るのかと言われたハウスは、患者の右の鼓膜に細い針を刺すと血液を採取する。
患者は遺残性あぶみ骨動脈で、本来母親の胎内にいる間に消えるものだが、患者の場合は動脈が側頭葉を圧迫して幻聴をもたらしたという。
デリックは治療で弟の声が聞けなくなるのは困るという。
タウブは苛立つハウスに、ウィルソンの苦痛を聞くのが辛くて逃げていると批判する。
ハウスは人生は痛みに満ちている、自分は途絶えることのない痛みのために何度死にたいと思ったかと激しい口調で言う。
デリックがアンモニアを飲んで自殺を図ったと聞いたハウスは、患者の首を絞め、死ぬ気なんかないんだろう、死にたければ俺が死なせてやると叫ぶ。
パクはハウスの杖でハウスを殴って止め、いくら真実を追い求めても、時として真実はつまらない事もあるものだと、いなす。
ウィルソンは予定より早く病院を離れるとフォアマンに告げる。
自分はハウスの幸せに責任はないはずだというと、フォアマンは20年間で唯一の友人だったハウスに責任があるのではと答える。
治療が目的ではなく、大切な人のために苦痛に耐えることが人生なのではないか。
ウィルソンは考え直し、化学療法をするとハウスに告げる。
デリックは弟の写真を返してくれたら、手術を受けると母親に頼む。
手術の結果、クリストファーの声は聞こえなくなった。母親はしまい込んであって弟の写真をデリックに見せる。
病院でハウスのチケットがパイプから回収され、水漏れで大きな事故に繋がったことからハウスを器物損壊で起訴するという。
フォアマンは内々に処理したかったが、消防からの連絡でハウスの仮釈放は取り消される事になった。残り刑期は6ヶ月だった。



「俺の人生は痛みそのものだ。この痛みに耐えかねて何度も死を考えた(が、こうして生きている)。」と叫んだシーンは、これまで見たことのないハウスの真の言葉だったと思います。
ヒューの万感の思いがこもっていましたね。
患者の首を絞めるという、衝撃的なシーンも初めて。
パクは恩師を杖で殴るという畏れ多い事をよくぞやり遂げることができました。
これは、登場時の上司を殴ったという彼女ならではの事?
医者だからと言っても、友人の死となると容易に受け入れる事はできないし、ウィルソンの方もいつもはハウスに合わせていても、今回だけは自分の苦しみをハウスの都合で堪えることはできない。
ごく当たり前の人間として、死を受け入れる準備をして、泣いたり悲しんだりするプロセスが必要だ。慰めの言葉をかけてもらい、意義ある人生だったと実感したい。
ハウスはそれを認めないというのか。苦しみをたった一人で堪えろというのか。
とても心に迫るやりとりが続きました。
パラレルで、患者の家族が、突然失われたクリストファーへの思いをただ押し込めてきて、長い時間をかけてやっと受け入れる事ができるようになった、という話になっていましたね。
嫌っても反発しても、その日まで一緒にいようと決めたのはハウスとウィルソンの絆の強さなのでしょう。
私個人の事だとしたら、多分どうせ残り少ないのなら、戦わずに思い出を残すような時間の使い方をしたいと思うかも知れません。
家族がそう決断したら、そちらを優先するのかも知れませんね。そうやって自分を納得させるんでしょう。でも、家族の思いはとても複雑だと思います。決して簡単ではない。
そして、やっとハウスとウィルソンがやっと前に進む事ができたと思ったら、ハウスは刑務所に逆戻り。
なるほど、そのための保釈だったのですね。
何度も取り消しになるとフォアマンが散々忠告していたのに、すっかり忘れていました。
半年の刑期の間にウィルソンは必死で治療に専念して、ハウスが出所するのを笑顔で出迎える事になるのでしょうか。
ハウスはウィルソンの死期に間に合うのか。奇跡は起こるのか。
次回の「みんな死ぬ」というタイトルをかみしめたいと思います。



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Last updated  February 6, 2014 09:34:25 AM
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