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ゲストにジェリー・ルイスの名前があったので、どんな役柄なのだろうと思ったら、タイトル通り「おじさん」とは。
熱演のせいで彼の印象が強かったので、メインの捜査がおろそかになったような感じがします。まあ、「それで終わり?」というのは、SVUでは良くあることですが。 母親と幼い少女が拷問されレイプされ遺体で見つかる。 サディストの犯行で、全身に傷があった。デニ・ベック刑事はあまりの惨状にショックを受ける。SVUは母親と少女のどちらがターゲットだったのかと考える。 母親が金に困っていて、アパートの大家が家賃を負けてやる替わりに関係を迫ったと聞いて逮捕するが、関係ないと判る。ただ、母親は勤め先の男性と関係を持っていたことがわかり、追及すると、公園に出かけたとき、娘がホームレスと親しくしていたと言う。 ステイブラーとベックが公園で見つけたホームレス男性は、手に血を付けており、性犯罪の新聞記事の切り抜きを持っていた。 逮捕して話を聞くが、意思の疎通が上手くできず、診察した医師はアルツハイマーではないかという。 一方、被害者の検死で、ワーナーは犯人が噛みついていたことを指摘する。それを隠すために傷を付けていたと思われる。 被害者の留守電に残っていたメッセージから、親子が自転車を売るためにポスターを貼りだしていることがわかる。そのポスターから性犯罪の前科のあるブレント・バンクスの指紋が検出される。ブレントの最初の被害者の全身にも、多くの噛み痕が見つかっており、逮捕する。 バンクスはSVUの追及を上手く交わすが、ベックがチューインガムを使ってバンクスの歯形を取り、それを被害者の歯形と照合すると、バンクスのものと判り令状を取る。 公園のホームレスはなんとマンチの叔父アンドルーと判明する。4ヶ月前にマンチに会いに行くと行ってホームを出てから、NYでホームレス生活をしていたのだった。 フアンが診察したところ、アルツハイマーではなく、鬱病性の仮性認知症で、治療可能だという。抗うつ剤を投薬したところ、アンドルーはすっかり良くなり、元の自分を取り戻す。 バンクスの捜査を続けているSVUに、バンクスの最初の被害者メアリエレンが訪れる。ベックが話を聞き、必ず死刑にすると答えているのをアンドルーが耳にして、裁判を傍聴すると言い出す。 アンドルーはなぜか興奮し、傍聴席でバンクスに死ぬべきだと暴言を吐く。裁判では噛み痕を証拠とは認められなかった。起訴は取り下げられ、ベックは新証拠を見つけるために釈放されたバンクスを見張る。 アンドルーは薬の副作用で躁状態にあるらしく、ベックたちの捜査の邪魔をし始める。バンクスの自宅を見張っていたところ、女性と外に出かけるところを目撃したため、ベックらが後を追うが、地下鉄のプラットホームに立っていたバンクスを、アンドルーが線路に突き落とし、バンクスは地下鉄に轢かれてしまう。 アンドルーは薬が切れて元の状態に戻り、マンチにもう治療は受けないという。自分のしたことに責任を取らなければならないので、マンチにも「もうお別れだ」という。 フアンが性的サディズムについて補足説明的に語っていましたが、あまりにも酷い犯罪の容疑者バンクスを追い詰めることができないまま、死なせてしまったのはちょっと残念でした。 そもそも、このエピソードの狙いは何だったのでしょうね。 アンドルーは甥に会うためNYに来てから、記憶が混乱してしまって、ホームレスになったが、親切にしてくれた少女を惨殺した犯人をどうしても許せなくて、究極の行動に出たということだったのかな。誰だって、性犯罪者に対してはそういう気持ちを持ってしまうということだったのか。 とにかく、ジェリー・ルイスは両極端の表情を演じ分けて、本当に凄いと思いました。 マンチは13歳の時に父親が自殺したという辛い過去を語っておりました。そういえば、今回フィンの出番が少なかったな。 先週に引き続き、デニの思い込んだら暴走気味になってしまう人柄が描かれましたが、彼女はステイブラーの上を行く感じですね。 非番の時に、ホシを付け狙い、それにパートナーとしてステイブラーが付き合うのも、様になってきました。デニは亡き夫が残した車に半ば住んでいるような生活で、とても印象的なキャラクターだと思います。それでも被害者に対しては親身になるところもあるし、悪くはないですね。格好いいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 8, 2011 02:19:06 AM
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