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カテゴリ:Dr.HOUSE S3-8
ヒュー・ローリー監督エピソード。
ファイナルシーズンのラストも間近くなり、「HOUSE」の総決算という感じがしました。 さすがに、ロバート・ショーン・レナードの演技は迫力がありましたね。 女医さん役の人、見覚えがあるなと思ったら、CSIで「ドール」の人でした。 だからかなあ、始めからあまり良い印象はなかったです。 6歳のエミリーが父親と遊園地を訪れ、一人でメリーゴーラウンドに乗っている時に、鼻血を出して呼吸困難になり馬から落ちてしまう。 エミリーの母親エリザベスは発生遺伝学の研究者で、エミリーにはATM遺伝子に変異があることで娘のために研究を続けてきたが、エミリーの症状が一般的なATの症状とは一致しないというのでハウスのチームに診断を求めてくる。自分は母親ではなく、医師として参加するという。 2日前には肺機能は正常で、ウェゲナー肉腫を疑いMRI検査を行うことになった。 ハウスはスプリングブレイクの休暇を楽しむというので、チームはハウス抜きで診断を続ける。 エミリーの両親は病気の娘を巡り喧嘩が絶えない。 ハウスは脳腫瘍と診断されたウィルソンの診断に勝手に付き添う。 主治医が早期発見なので放射線治療を勧めると、ウィルソンは化学療法を併用したいと主張し、腰抜けだと罵倒して席を立ってしまう。 主治医は化学療法は免疫系を壊すので、ウィルソンが逆の立場でも同じ判断をするはずだと言い、ハウスにウィルソンを説得するように頼む。 ハウスは100%ウィルソンの意見を尊重すると答えるが、ウィルソンにはやはり放射線治療だけにするべきだと話す。それでもウィルソンの決意は固い。 MRI検査の途中でエミリーの指先が紫色になり、血流が滞った。 チームは寒さかストレスによるものかと考えるが、エリザベスは夫が最近越したアパートに問題があって、重金属中毒ではないかという。 チェイスとアダムスがエリザベスの研究室を調べると、実験段階の抗生物質「レックス2」という薬を扱っていたことが判る。 問いただすとエリザベスはレックス2がATM遺伝子の修復を行うという事を、実の娘で実験していたと認める。 フォアマンはラットでの実験で腎不全の副作用が報告されたと話すが、エリザベスは薬が正式に認可されるのを待っていたら、呼吸器に弱点があるエミリーは冬を越せないかも知れないという。 チェイスはすぐに腎生検を行う事にする。 ウィルソンは5人の医師に意見を聞いたが、みな同じだったという。 ウィルソンは、自分の患者が治療の甲斐なく亡くなった後、彼らの残した小物を持っていた。彼らのように、自分は病院でのんびり死ぬわけには行かないのだという。 すでに薬を手に入れて、1/3は死亡するという危険な化学療法を自ら行うというので、ハウスは自宅でウィルソンに付き添う事にする。 腎生検の結果は異常なしだったが、エミリーは胸が痛いといって血を吐く。 チームは馬から落ちた時の傷で血栓ができ、肺塞栓症になったのではないかと考える。 その時、突然父親がエミリーを退院させると行動を起こした。 妻が娘に人体実験を行っていた事を非難し、夫婦はお互いを批判し合うがタウブが何とか引き留める。 エミリーに黄疸症状が出て、肝静脈が閉塞していることが判る。 エリザベスはATの末期症状だとさじを投げてしまう。 ハウスは何度も念を押した上で、ウィルソンの抗がん剤治療を始める。吐き気や高熱だけでなく、激しい痛みを伴う治療に、一緒に痛み止めを飲んで付き添う。 ウィルソンは助けられなかった少年の患者の夢を見てうなされる。 あまりの苦痛にウィルソンはなぜ自分がガンになったのかと言う。ハウスのように自分勝手に周囲の人間を不幸にするような人生ならば、罰が下ったと納得できるのにと悪態をつく。 チームはライム病がレックス2の投与を辞めたとたん、進行したのではないかと考える。 父親はエミリーを森に連れて行った事があるというので、腰椎穿刺を行う事にするが、エミリーは突然脳卒中の症状を示す。 ウィルソンの状態が悪化し、ハウスは病院に搬送しようとするが、ウィルソンは病院で死ぬくらいなら、ハウスの部屋で死にたいと懇願する。 チームは診断を続け、チェイスはこれまでの経過から、血栓に似た腫瘍があると思いつく。 心臓に元々心臓粘液腫があり、それが血流を遮り、さらにその破片が全身を巡って症状を起こしていたという。 腫瘍は手術で取り出す事ができ、調べたところ良性と判った。 それでもまだATM遺伝子の治療は続けなければならないが、夫婦は娘のために歩み寄ることができた。 翌朝、ウィルソンの治療が終わり、ウィルソンはハウスに暴言を吐いたことを謝罪する。 モルヒネがなくなったのでハウスのヴァイコディンも使ったが、ウィルソンはハウスの脚の痛みが理解できたという。 出勤したウィルソンは、PCにハウスがスプリングブレイクを模してビキニ美女と楽しんでいる写真がアップされているのを見て、大笑いする。 ハウスとウィルソンはホームズとワトソンですから、最後に究極の「愛」を見せてくれたのは良かったと思います。 ウィルソンのためならハウスは何だってするでしょう。 医師として付き添っているので、汚物の処理も下の世話も平気かも知れませんが、一緒に痛み止めを打って、モルヒネがなくなったら自分のヴァイコディンを分け与えて痛みに耐える。 カディが検査を受けた時はここまでの「分かち合い」はしなかった。 「俺もお前みたいな生き方をすれば良かった」「お前の脚の痛みが理解できる」 最後の最後で、ウィルソンの本音が聞けて満足です。 大量の抗がん剤を投与するという死を覚悟した治療で、どういう結果が出るのかはわかりませんが、ウィルソンにはやりきった満足感がありましたね。 個人的にはウィルソンが病に打ち勝って終わると信じたいです。 それにしても、救えなかった患者に罪悪感を抱いているなんて、ウィルソンはどれほど善い人なのか。 患者のエミリーの両親は、夫の方が主夫なのですね。 母親と医師の立場の違いが今ひとつわからなかったですが、夫への不満を診断に持ち込むのが母親の立場だったのかな。 フォアマンとホプキンス大で一緒だったということに、もうちょっと含みなり因縁があれば良かったのにと思いました。 パパとママが喧嘩するのは自分の病気のせいなので、私が死んだら2人は仲良くなるかしら、という言葉には泣かされます。 子供にそんな思いをさせてはいけませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 23, 2014 12:16:35 AM
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