みんなが支えるピサの斜塔♪
さて、とうとうきましたピサの斜塔。イタリアのピサ市にあるピサ大聖堂の鐘楼であり、世界遺産「ピサのドゥオモ広場」を構成する超有名観光スポットです。この広場は通称「奇跡の広場」とも呼ばれています。手前が洗礼堂、次が大聖堂、その奥に斜塔が見えます。皆白い石灰岩石材で出来ています。斜塔は地上55mの高さで重量は14,453トン。約300段の階段で上に上がるようです。聞いただけで疲れが出てきます。なんと傾斜という問題がおきていなければ100mくらいの高さにする予定だったとか。底面積=基礎に対して重さ、高さがありすぎですよね。確かに基礎から傾いています。・・・・・ピサの歴史は相当古くて、紀元前13世紀ごろから始まったという説もあるほど。日本の古都奈良も京都もかないません。その後ロ-マ時代を経て成長し、アマルフィ共和国、ジェノヴァ共和国、ヴェネツィア共和国とともにイタリアの4大海洋国家のひとつになりました。そしてピサの大聖堂が1170年代に工事がはじめられ、約百年ごとに計3回にわたって建設されたそうです。この工事の初期にはすでに不等沈下による傾斜が始まったそうで、実際実物を見ると、中央付近でわざと塔の向きが変えられています。それでも傾斜はとまらず、ウィキによれば、20世紀になってからは、地下水くみ出しという問題もあってさらに傾斜は進行したようです。ついに1990年1月7日、公開を休止し、対策工事が開始されました。いろいろな工法が検討された挙句、最終的には北側の地盤を掘削した結果、当分当会の危険性がなくなったとのことで、2001年6月16日再公開されました。ここで必ずするのが、ピサの斜塔を手で支えるポ-ズで写真を撮ること。もちろん私たちも何枚も撮りました。そしてもうひとつがお土産店で買った斜塔形状のマグカップ。使い勝手はいまひとつです・・・。