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「見えぬものでもあるんだよ。」
「みんな違ってみんないい。」 仙崎湾では「青海島クルーズ」と、 「金子みすず記念館」のどちらか一方がオプション。 ほとんどの人たちが前者でしたが、私たちは後者。 ここも訪ねたかったところです。 金子みすずの童謡詩を知ったのはもうかなり昔の事。 書店で何気なく手にとって読むと、 やさしい言葉でつづられていますが、 中身は深い意味をもっているようで、 思わず惹きつけられてしまいました。 当時買って読んだ本には、 平成6年8月と書かれてました。 彼女の詩の特徴は、視点が自由自在で、 対象になりきった表現ができることでしょうか。 それ以前に、とてもやさしい心の持ち主であることです。 やさしさが伝わってきます。 いまや多くの彼女の詩は古典にさえなっていますね。 この写真の左側、車の手前がそうです。 その向かいの空き地は駐車場になっています。 駐車場に、この大きな絵があります。 実物を見ると、荒くて字がよく読めないのですが、 デジカメ撮影すると、字も何とか読めるようになります。 皆さんここで記念写真を撮っています。 この詩「星とたんぽぽ」の中に 「見えぬものでもあるんだよ。」があります。 これって、サンテグチュペリのかの有名な「星の王子様」にでてくる、 有名な、この本の主題を示す言葉、「大切なものは目に見えない」 これとおなじですね。 中に入ると、むかしのままの部屋があります。 この「赤い鳥」は、彼女がよく投稿した雑誌です。 彼女は幸少なく、26歳で自殺したのですが、 彼女の詩によって生きる希望をもらった人たちは 相当多いのではないでしょうか。 これも「一粒の麦」ですね。 この写真も記念館の中にある背丈ほどの壁です。 実はこの写真はすべて小さな人間の肖像写真を並べたものです。 人間はみんな違っていて、違った人間達が作るから、 いろんな社会が出来る。そういうことなのでしょうね。 もとのデジカメデータは画素が300万程度あるので、 拡大するとなんとなくわかります。 (この写真は掲載するために圧縮されているので無理ですが) この写真、何と彼女が死ぬ一日前の写真なんですね。 祈りの言葉です。 「すずと小鳥とそれから私、みんな違ってみんないい。」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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