2019年のワインライフ
今年購入したワインは、132本。昨年に続き、かなり減りました。手持ちの中で消費したのは、今夜の予定分を含めてちょうど150本。在庫減となりました。50を過ぎた時に料理に関して「美味しぎないほうが美味しい」という、アンビバレントなキブンになったのに続き、55を過ぎた今、同じような心持ちをワインに感じるようになった気がします。偉大なワインが美味しいのはもちろんわかるのですが、昔「おおっ!」だったのが、今「へ~」な飲後感になってしまいました。感性の鈍化?昔なら、たとえばブルゴーニュなら、レジョナルを飲んで美味しかったら村名、1er、余裕があったらGCと買い進んでいたのが、レジョナルが旨いと感じても、まあ同じものをリピートするか、買い増すのを忘れたりするようになりました。村名との差額を見て「だったらラバーを買うか」になってしまうのです。まあ、ワインの値段にげんなりしているのも大きいのですが^^ときどき「自分は何をしている時が楽しいんだろう?」と自問自答することがあるのですが、数年前までワインを買ったり飲んだりするのは、間違いなくベスト3に入るお楽しみだったのですが、今月、何となく数え上げてみたら、8番目くらいになっていました。まあ100本以上のワインを買って飲んでいるので、平均よりはワインに熱心なのだとは思うのですが……。ちなみに卓球のラケットは、めでたく20本を越え、いま2本ほど購入予定があります。ラバーは、試したいものが山ほど、です^^ 昔のワインとそっくりな楽しさです。グラスならぬラケットの面白さに熱が入っている状況です。グラス以上に差は大きく、ラバーとの組み合わせでまったく別の表情を見せるので、上手くなることは二の次で、いろいろ試したくなってしまうのです。ワインと違うところがあるのとすれば、「ハイスペックなものは使いこなせない」という点。ワインで例えると、実力がないとグランクリュが飲めない、というか。スポーツなので技量が上がらないと、いいものは身の丈に合わないわけで、そこはそこで面白かったりします。ワインに関しては、今年のベスト3とかを考えてみたのですが、ついに思いつかなくなってしまいました。特に印象的だったのは、このシャーヴのネゴスのモン・クールでした。昔から飲んでいた銘柄でしたが、ネゴスでもシラーのエルミタージュ系のほうが好みだったのですが、今は明らかにグルナッシュが入ったコチラを美味しく感じます。現時点で、個人的な3,000円以内で買えるベストワインです。その勢いで、ラングドック・ルーションに進んでみたら、これも美味しく感じる今日この頃。嗜好の変化も感じます。とはいえキャンティもローヌもロワールも、もちろんボルドー、ブルゴーニュも好きなので、来年もあれこれ飲むと思います。残りの時間を考えると、ブルシャンだけを飲んでいるわけにはいかない。そんな潜在意識があるのかもしれません。新しいものを見付け続けないと、老化が早まる怖さもあるわけで。来年も下がりながらも100本以上のワインを買い、それくらいは消費するのだと思います。中国とのGDPの差が広がっていく日本のような態ですが、まだしばらくはワイン大国ならぬ、ワインな人でいるような気がします^^例年以上に、とりとめのない文章になってしまいました。みなさま、どうかよいお年をお迎えください。