谷川温泉｢別邸仙寿庵｣での温泉旅行２０１５～１６＝その２、２日目の食事とワイン＝

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2016.01.24

テーマ：ホテル・旅館で食べたもの(21)

カテゴリ：料理の美味しいお店紹介

間が開きましたが、仙寿庵の年末温泉旅行2015-16＝その1＝の続きです。
大晦日は料金が高く(後で分りましたが２万円近く違います)、器も中身の料理も昨年までは少し違いましたが、料理長が替わってどうなったでしょうか？

御献立（メニュー）とデザート

主な料理メニューの紹介

料理のカテゴリーと一部の名称のみ掲載。(主な料理の写真と簡単コメントは後に掲載。)

【食前酒：薬草酒、前菜：胡麻豆腐/鯖鮨/牡蠣の土佐煮/京人参のカステラ、他】
　昨年、一昨年の｢松竹梅を表現する｣ような工夫はなし。
　でも、味わいはより良くなっている気がします。

【吸物：甘鯛葛打ち/水菜/一文字柚子】(写真は割愛)
　甘鯛らしい上品な味わいです。柚子の香りが味を
　引き立て、御椀のイメージと良く合っているかと。

【御造り：本鮪炙り/ミカン鰤あわ雪掛け/生海苔、他】

【煮物：聖護院大根/鱶鰭/貝柱団子、他】

【焼物：鰆の菜種焼、酢取り茗荷、あみ朴葉】

【強肴：上州和牛ロースト、白緑アスパラ/ズッキーニ、紫白菜、他】

【酢物：ずわい蟹の苺酢/イクラ/蓮根/セルフィーユ】
　
【止椀替り：和風ビーフシチュー、隠元、生クリーム】

【食事：ジャガ芋御飯(バター･正油)、香の物】

【デザート：焼き林檎アイス載せ、赤ワインソース、洋梨、他】(左記参照)
　昨日のデザートよりはお洒落で味も美味しいですが、
　もう一工夫欲しい気がします。サプライズまでは ...

**【料理に合わせたワインのテイスティング簡単コメント】**
【Ｂeaumont Des Ｃrayeres Ｂlanc de Ｎoir 2004】	(料理に気を取られ写真を撮り忘れました。それもボーペイも合わせて最後まで気が付かないとは ... ) 昨年に続いてボーモン・デ・クレイエールを持ってきましたが、これが昨年に続いてイマイチでしたね。香りは、熟成した赤ワインぽい枯れた香り。(ヴィンテージ以上に熟成が進んでいる感じでバランスが悪いかと。) ブラン･ド･ブランとは明らかに違いますが、ブリオッシュ等のシャンパンらしい香りはあまりなく、果実風味は弱めで紅茶風味。でも、味わいはブランド・ノワールらしいコクがあります。ピュアさには欠けますが ... 料理との相性では、牡蠣の土佐煮、京人参のカステラ、フカヒレ、そして鰆の菜種焼きあたりに合っていたかと。まぁ～、期待外れだったので相性チェックにもイマイチ気が乗りませんでした。そんな訳で、写真も撮り忘れたのかも？
最初、色んな香りが感じられ、いつものボーペイサージュらしからぬ香りと感じました。熟成したピノぽい香りに、ウ○コ臭というかブレッドぽい香りも感じられ、これまた状態が悪いのかもと思いました。でも、暫くするといつものボーペイの香りになり、やはり旅疲れでチョット状態が不安定になっていたのかと。味わいは、リリース直後に飲んだより大分滑らかになっており、コクも出てきており美味しいです。酸も丸くなっています。香り程の違和感はなく、味は健全かと。むしろ、2013の出来の良さを感じました。和牛ローストには勿論良く合いますが、もっと相性が良いかと思った和風ビーフシチューにはイマイチでした。八丁味噌と相性が良くないのではないかと思っています。普通の味噌はどうなのでしょうか？トロの炙りにもまずまず合っていたかと。ボーペイのメルローも、葡萄の樹齢が上がってくると共に味わい深くなってくるような気がします。	【Ｂeau-Ｐaysage La Ｍontagne 2013 】 ( 写真を撮り忘れたので、2012を飲んだ時の写真を流用 )

【前菜：胡麻豆腐/牡蠣土佐煮/京人参のカステラ】		【御造り：本鮪炙り/ミカン鰤あわ雪掛け】
真ん中少し右下にあるのが京人参のカステラ。その下にあるのが牡蠣の土佐煮。京人参カステラの食感と味わいは正にカステラ。どうやって作るのか聞き損いました。それから、胡麻餡のかかった胡麻豆腐も凄く美味しいです。豆腐自体も餡も美味で、私が胡麻好きだからでしょうか。		炙りで出てくるトロもここでは珍しいですが、炙りもまた美味しいですね。また、ミカン鰤とはミカンを食べさせているらしいです。ということは養殖で、例の近畿大でやっているのでしょうかね。味は別にして、 "あわ雪掛け"というのは少しサプライズかも？
【強肴：上州和牛ロースト、白緑アスパラ】	【酢物:ずわい蟹苺酢/イクラ/蓮根】		【止椀替り：和風ビーフシチュー、隠元】
強肴(酒の肴になるもの)にしては意外ですが、昨日のすき焼きより美味！日本酒ではなく赤ワインと言ったところですかね！添え物の"紫白菜"とは変な名前です。似たものは過去に食べてますが、これだったかどうか？	苺酢は味わうのも聞くのも初めての気がしますが、それ程酸っぱくなく美味！蟹と良く合っていてブルピノ(特にシャンボール･ミュジニー)と合わせてみたかったですね。		二つ目の牛肉。何が和風なのかと言うと八丁味噌を使っている所ですね。和牛ではない気がしますがマイルドな味わいで良いですね。美味しさは和牛ローストにはかないませんが、器も素敵で和と洋の合体と言ったところでしょうか！
【煮物：聖護院大根/鱶鰭/貝柱団子】	【焼物:鰆菜種焼､酢取り茗荷､網朴葉】		【食事：ジャガ芋御飯(バター･正油)】
鱶鰭はフカヒレの漢字表記だったのですね。フカが魚偏に養て、養殖なんてないですよね。 (サメが"交わる"なので、その後の子を"養う"？) まぁ出汁は良い味出てますが貝柱団子は普通かと	昨日に続き出ました。あみ朴葉と言うのですね。1枚\120程するそうです。⇒ 網朴葉/あみほうば本当の葉ではない気がしてきました。味は淡泊で極平凡。		ジャガ芋御飯は初めて食べた気がしますが、凄く美味しいです。バターと醤油のバランスが絶妙なのでしょうね！　お腹一杯の筈なのに、食が進みます。

ブルゴーニュのピノとシャルドネは、移動のボトルシックで状態が悪くなると思い止めましたが、シャンパンも同じですね。特に、新年の平野弥の新着シャンパン会で状態の歴然とした差を感じ分かりました。当初、ガスがあるので大丈夫かと思っていたのですが逆ですね。
(日本のシャルドネでも、ミエ･イケノみたいに繊細なものは同じですね。)
料理は昨日よりも器も中味もアップしていることを実感できましたが、良く内容を確かめたら一品多いのですね！

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