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カテゴリ:漫画
ちはやふる(2) 初めてかるたをしたのもこの部屋だった あたしが知ったのはかるたじゃない 情熱だ 新 の 我慢できず第2巻を購入。 「チームちはやふる」として初めて、小学生としては最後の小学生かるた大会に出場した、大将:綿谷新(わたやあらた)/副将:綾瀬千早(あやせちはや)/三将:真島太一(ましまたいち)の三人。 38度の熱がある新、勝敗の鍵は自分が握っていると思う太一、前半全く札がとれなかった千早。 「あたしは一人じゃない」と気付く千早、流れをつかむチームちはやふる。 すごい集中力、もう相手など見ていない千早。しかし素人相手に負けるわけにはいかない西田(肉まん君)。 肉まん君は地力を取り戻し、結果は翠北(すいほく)かるた会2勝、チームちはやふる1勝で翠北かるた会の勝利。負けたことよりも、「3人でのかるた」が終わってしまったことがショックな千早。 これを最後に太一は遠くの中学に進学し、新は福井に帰ってしまう…。 かるた会からの帰り道、風邪がしんどくて倒れ込む新、自分のせいで負けたのだと謝る太一、それを見て「も…… もっと…… もっと3人で かるたがしたかったよぉ~~ 終わりたくなかったよぉ~~~」と大泣きする千早。 そして東大里小学校の卒業式と共に訪れる、別れ。千早と太一は、荷造りのために先に帰ってしまった新のアパートに押し掛ける。「あたしとかるたしてよ 新!」。 引っ越し荷物の中からかるたを取り出し、自分は5歳相手でも手かげんせん男だと言う新。天と地ほど実力差のある千早相手に新は本気を出す。それが嬉しい。新に「情熱」を教えてもらった。自分だって負けないと上着を脱ぎ、「あたしだって 新に会ってかるた大好きになったんだよ!」。 太一が「ちはやぶる--」と読み上げ、同時に下の句の札に手を叩き付ける千早と新。同時なら札置いてる陣の勝ちだと自分の「ちはや」を放せとムキになる千早、その手を放した新は 「……か… かるたを…… 一緒にしてくれてありがとな 千早も太一も でも たぶんもう会えん……」と大泣きする。 思わず泣けました。千早は「なんで?」と目に涙を浮かべながら、あたしたちにはかるたがあるからまた会えると。 時は流れ、中学ではかるた友達はできず、都立瑞沢(みずさわ)高校に進学した千早。 顔が小さくスタイルも良い千早は「モデルの綾瀬千歳の妹」として一部で評判だけど、せっかくきれいでも動いたり話したりすると台無しの「無駄美人」。その日もスカートの下にジャージを履いて、廊下の壁に「競技かるた部を一緒に作りましょう!」のポスターを貼っている。 頭の中はかるた一色、欲しいのはかるた友達、mpプレーヤで聴いているのはアイドルの曲ではなく百人一首の読手CD、彼氏も要らない、バレンタインチョコをあげてるのはかるた会の原田先生(笑) そのかるた会も、太一と新がいなくなり、ヒョロくんも中学のかるた部に入ってしまい姿を見せない。高校でこそ仲間を作ってかるた百パーセントになるって決めたのに--。 一人孤独に大の字で寝ていた千早の前に現れたのは、高校生になった太一。エスカレーターで開明成(かいめいせい)の高等部に進学したものとばかり思っていた太一との予想外の再会。嬉しい! バンバンと背中をどつき、「太一 太一 太一」と頭突きを喰らわす千早に「千早 おまえ モテねーだろ」と太一。新はどうしているだろうと語り合っていて、太一の携帯にかかってくる、彼女からの電話。太一のことが好きだからではなく、太一にかるたより大事なものができたのかとショックを受ける千早。「かるたは… しょせん趣味だ」と言う太一に「日曜の大会で優勝してA級になったら 一緒にかるた部作ってよ」と強引に約束させる千早。昔の友達はもういないという歌が頭をよぎる。 女の子の方が先に大人になってしまうことが多いのに、逆に女の子の千早が小学生の時の情熱をそのまま持ち続けていて、男の子の太一がいつまでもかるたじゃねーだろと冷めてしまってる。 結局気になって大会に来てしまった太一は数年ぶりに原田先生と再会。実は中学でも同好会で細々とかるたはやっていた。でも「青春ぜんぶ懸けたって 新より強くはなれない」とうつむく太一。会場を覗くと でりゃあ せやあ と絶対に勝つために大声を出して札に突進し払う千早。 陸上部に入ったのも、ピストル聞いて飛び出す練習がかるたにつながるから。「全部 かるたにつながります!」。 原田先生は「"青春ぜんぶ懸けたって強くなれない"? まつげくん 懸けてから言いなさい」と。 3回戦を突破した千早からの「チョコレートサイン」。50枚の配置を覚えて忘れて覚えて忘れて脳が糖分を消費し尽くして体重が3キロ減る、過酷なかるた大会。千早は高級チョコを食らいつくし、白目をむいて倒れるように眠る。そんな千早に優しく上着をかける太一、千早は自分の携帯を見つめ、連絡を取ることができない新のことを思いだしたのか、自分が優勝してもかるた会のことは無理強いしないと言います。「でも見てて 勝つから見てて」。 決勝に進む千早、相手も3年もB級の強敵、安田。自分の一番得意な「ちはや」の札を相手陣に送る攻めがるた。お互いに「ちはや」を送りあう壮絶な応酬。汗だくになり戦う千早を楽しそうだなと思う太一。 「ちはや」を取って優勝した千早は「やろう かるたやろう太一 やろう!」と窓越しに抱き付く。仲間がいたら強くなれるから! A級になったことを新に報告しようと電話すると「悪いけど電話とかせんといて かるたとか もうやってないから」と切れる。 福井なまり いま 会わないと もう会えない 何があったの 新 2年前に届いた年賀状の住所を頼りに福井の新の家を訪れる千早と太一。「綿谷」と書かれた表札の家の前で固まっていると、お隣さんから新なら今日は駅前の本屋でバイトしていると告げられる。今来た道を戻りすれ違う自転車。思わず追いかけ、つかみ、転がり落ちる千早と新。かるたの話ばかりしていて変人扱いされ、孤独だった中学時代。でも新はきっと一人になってもかるたをしていると信じていた千早はまた3人でかるたをしようとお座敷で手札を分けて開く。その瞬間が大好きだと言う千早、かるたを蹴り飛ばし、日本語が分からないのかと冷たく睨む新。 その背後には新の祖父の遺影。かるたはもうやれない……? お隣の由宇(ゆう)から聞かされた、綿谷先生が発作を起こして死んだ日の出来事。 千早が置いていった饅頭の袋の束を広げる新。袋の裏に書かれた、千早のメモ。ちゃんと話せるかどうか分からないから読みながら話そうと書いてきた沢山のメモ。会いに来るべきじゃなかったと電車の中で泣く千早、自転車で追いかけてきてくれる新! 窓は開かないけれど、伝わった、「でも会いたかったよずっと」という気持ち。 日本一のかるた部を作って、新を待とうと協力してくれることになった太一。誰も注目してくれないかるたに青春ぜんぶを懸ける、なんという情熱だろう。華やかな千早と学年トップの太一が捨ててある畳を二人で運ぶ様子を見て「無駄だ 無駄部だ」とささやかれる。そんな周囲の冷たい視線も気にならないほど、頭の中はかるた一色。世界一になってみたい、取り柄も夢もなかった千早が初めて知った情熱。 二人しかいない部室を覗きに来てくれる女の子登場。代々呉服屋の大江奏(おおえかなで)さん。袴を着ない「競技かるた」を見て、自分の好きと千早の好きは違うと一度は立ち去ってしまう奏ですが、千早は彼女から歌の「背景」を聞かされます。歌の情趣を味わう彼女の知識の片鱗を見て「すごい… すごいすごいすごい!! かなちゃんもっと教えて!」と千早の小学生の時のままの真っ直ぐさ。みんなに「古典オタクって何?」とバカにされていたのに、この人は「かなちゃん教えて」と見つめてくる。 「かなちゃんはもう百首と友達だよ」と千早が後ろから抱き付くシーンが好きですね。色気のかけらもない高校生に育ってしまった千早がとても女の子に見えます。 入部の条件として呉服屋のモデルをやり、更に肉まん君も同じ高校にいたことが判明。歌の「色」や「温度」も知った千早、これから瑞沢高校かるた部はどうなるのか!? かるたは楽しいよって 仲間がいるのは楽しいよって 伝えたい 「ちはやふる」は 真っ赤な恋の歌なんだ-- お薦め度:★★★★☆ とにかく熱い! 青春ぜんぶをかるたに懸ける千早の姿が気持ちいい! 透明ブックカバーはこのサイズ 透明ブックカバー☆新書版用ブックカバー(5pack)☆ 透明ブックカバー☆新書版用ブックカバー(10pack)☆ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 2, 2009 04:30:37 PM
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