運命が見える瞬間

長谷川理恵というモデル兼女優は、結婚願望のみで生きてきたように思える。石田純一、神田正輝に近づき、結婚するかと思われたが、結局別れてしまった。あまりの結婚願望の強さに、この２人とも逃げ出したといわれる。

そして神田と別れた３ヵ月後には、待望の結婚OKのカフェ経営者をゲットし、妊娠してしまった。神田は「オレの子ではない」といっているが、多分、出産時に血液検査が行われることは確実だ。カフェ経営者だって、自分の子だ、という自信はないのだから。

それにしても、近頃これだけ結婚にこだわりつづけた女性は珍しい。作家の山下柚実は、衆議院議員野田聖子の一時の強烈な出産願望に似ている、といっているが、たしかにその通りだ。

野田聖子も、一時は首相候補に名を連ねたが、どうしても子どもを生みたいと、不妊手術をつづけ、それでもムリとわかると、最後には法律を破ってアメリカで卵子提供を受け、50歳で妊娠、出産した。

この２人に共通しているところは、男性との愛より、結婚、出産という願望が突出している点だ。

長谷川理恵の場合は、さまざまなメディアですでに書かれているが、恋愛感情がないように見える。ふつうの女性だったら、恋人と別れれば数ヵ月から１年間くらいは、心の傷となって痛むものだ。

ところが彼女は、別れたその足で新しい男性のところに行ったようだ。かといって２股ではない。もしかすると、彼女を非難、批判するのは古いタイプであって、彼女のほうが新しい女性像なのかもしれないと思ってしまう。