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2016/02/19
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カテゴリ:櫻井秀勲の目
このところの国会議員の醜悪さは、目に余る。100年前の政治経済学者、マックス・ウェーバーは政治家の資質として「情熱、責任感、判断力」を挙げている。そしてこの資質のあり方は、いまでも変わっていない。

つまり不変の真理だが、同時に最大の敵は「虚栄心」だとも指摘している。この政治家にとっての大事な鉄則を破る輩(やから)が続々と出てきた。島尻安伊子沖縄担当相は「歯舞」(はぼまい)を読めなかった。

この担当大臣は北方領土担当も兼ねているだけに、失格といっていいだろう。だがそれでもあとで詫びたなら許せるが、「読めたけど、つまっただけだ」と、ぬけぬけと答弁している。まさに虚栄心の塊ではあるまいか?

虚栄心といえば、喪服と牛歩で厳重注意を受けた山本太郎は最悪だ。いやいや、山本は形だけだが、議論で耳を疑うような質問を平気で重ねる自民の武藤貴也と、次世代に党の杉田水脈という女性議員もいる。

武藤は「基本的人権の尊重が日本精神を破壊した」と、耳を疑うようなことをいっているし、ブログ上でもそのことを堂々と書いている。また杉田は「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想だった」としゃべっている。2人ともなんとか目立ちたいということで、虚栄心の一種である、大それたことをいっているに過ぎない。

国会議員は評論家ではない。実行人間でなければ、400人という多くの議員を必要としない。その実行力のために(1)体力 (2)コミュニケーション (3)交渉力が必要なのだが、なんとそれらを、宮沢磨由という女性タレントのために使った宮崎謙介という自民党議員もいる。おまけに「育休」という虚栄心まる出しのお題目を唱えて、赤っ恥をかいてしまった。

それにしてもこのところ、国会議員ともいえない男と女の姿が、目に余るようだ。





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最終更新日  2016/02/19 03:36:09 PM
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