私は「寝たら死ぬ」と思っていたが、座り過ぎても死ぬ人が、世界中で年間43万人もいるという。中でも日本人は世界中で、もっとも座っている時間が長い民族だというのだ。1日400分平均座っているという。400分といえば7時間弱だ。8時間労働のうち、ほとんど座りつづけていることになる。
もっとも土日は休みだが、恐らく家にいても座りっぱなしの人がほとんどではあるまいか? その上8時間も寝ていたら「手足」と一口にいうが、足の使用量、使用時間が手に比べて、ほとんど怠け者といっていいくらい動かしていないことになる。だから肥満、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞を誘発するのだろうが、当然といえそうだ。
英国では就業中に少なくとも2時間、座っている時間を減らそう、というガイドラインを作ったが、逆にいうならば、座りっぱなしの仕事を敬遠するのも1つの方法だ。これからは益々IT社会が進化していくが、そうなればなるほど、座りっぱなしの人たちがふえるかもしれない。ところがこの座り過ぎが死の原因になるとしたら、高給をもらえるかもしれないが、早く死ぬことになりそうだ。
反対に足を使って働く人々は、給与が安いかもしれないが、長生きできることになる。また女性たちも、結婚しても働きに出るので、家にこもるケースが少なくなっているだけに、長命になるかもしれない。いずれにせよ、毎日ぐうたら座っている人たちは、太るだけでなく、他の病気を誘発しそうだ。毎日しっかり立ったり、歩かねば。
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