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2010年12月26日
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中世ヨーロッパの都市は蛮族(騎馬民族)の虐殺から逃れるために都市を堅い城壁で囲み、その狭い空間に国王と商人、使用人、ギルド、政治屋などを領地に住まわせ、郊外には生きるか死ぬかの瀬戸際の多数の農民を汚い環境に放置し、搾取し続けていたそうだ。

農民などどうでも良い、俺たちが高台から蛮族をいち早く見つけて篭城戦で助かろう、と言う構造だそうだ。

翻って日本は、平城、平安京のようにだだっ広い空間に脚立で乗り越えられるような塀と門しかなく、敵の強襲を全く考えていない無警備状態だったそうだ。

もちろん農民は敵の強襲に怯えることも無く、開墾開墾で生産性も上がったので生きるか死ぬかと言うことでもなかったらしい。(土地が広いので逃げられた)

将棋で言う所の「玉が広い」というのは、多分遷都遷都の仮住まいで物の怪からひらりひらりと逃げ延びることのほうが西洋の玉のように城に篭る「穴熊」より生存率が高く、生活空間もパリの城内のように腐敗しないのだ。

また、日本の天皇家が「討ってみろよ。簡単に捕れるだろう。でも、そちらに大義名分は一つもないぜ。こののち政治はできるのか。」のノーガード戦法だったので、逆に永遠と生き延びているらしい。

日本の歴史は、先のトヨタの社長のように大政奉還ではないが、ひょいと政権が移っても大丈夫のように多様性を用意し、その時々の局面では全く役に立っていないようでも後から振り返るとちゃんと働いているケースが非常に多い。

将棋で好きな言葉にこのブログで何度も書いているが「手を渡す」のと似ている。膠着した難しい局面では、「自分は最善を尽くしているが攻めると負けるのではないか?では、相手の出方を見ることにしよう。一手パスした手だが、相手の攻めを防御したほうが勝ちやすい」のだ。

西洋のチェスでは、相手から取ったコマを将棋のように再び盤上に使えない。どんどんコマが減るので狭い空間(城内)で消耗戦、偉い国王と少数の家来以外全て惨殺という結果になりやすい。もちろん「手を渡す」ことは自殺行為だ。

「玉が広い」「手を渡す」この2つの現代まで生き残っている将棋用語は、密接に日本の歴史や城内外での戦い方に深く関係している。

そして、この2つの用語に隠された意味する所は「結構相手のことを信頼している」という点。お人好しかもしれない。
何か「悪いようにはしないから」という言葉が浮かんできた。西洋は「いいようにはしないから」である。

*歴史の本を読んでいていきなり結びつきました。株もそうだが、自分の興味を持っている事柄に異形が混じると不思議な発想が生まれやすい。





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最終更新日  2010年12月26日 23時13分32秒
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