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テーマ:Jazz(1968)
カテゴリ:Album
ナスティ・グァル / ベティ・デイヴィス Nasty Gal / Betty Davis 【邦題:悦楽の女王】 オリジナル盤発売日:1975年 1.Nasty Gal 悦楽の女王 2.Talkin Trash 恍惚の囁き 3.Dedicated to the Press 記者に捧げる歌 4.You and I マイルスと私 5.Feelings 官能の叫び 6.F.U.N.H. ファンキー・スーパー・スター 7.Gettin Kicked Off, Havin Fun エロスへの招待 8.Shut off the Light 闇の中の愛撫 9.This Is It! ファンキー・エクスタシー 10.Lone Ranger ローン・レンジャー ---------- これは、1973年に、アルバム『Betty Davis(邦題:褐色のファンキー・クイーン)』で、 スライ・ストーン、ポインター・シスターズ、ラリー・グラハムをしたがえ戦慄のデビューをした ベティ・デイヴィスの3枚目、1975年のアルバムです。 タイトルの「Nasty Gal」とは、「汚い女」、「けがらわしい女」、「ひどい女」といったような意味です。 それを当時発売されたレコードの日本盤タイトルでは『悦楽の女王』と付けられました。 それぞれの曲の日本語タイトルも、「悦楽」、「恍惚」、「官能」「エロス」、「愛撫」、「エクスタシー」と、 なかなか過激なものです。 ベティ・デイヴィスは、本名をベティ・メイブリーと言い、 11歳から曲を作り始め、ニューヨークやヨーロッパでトップ・モデルとして活躍していたところ、 1968年、24歳でマイルス・デイヴィスの2番目の夫人になり、ベティ・デイヴィスを名乗りました。 アルバム・デビュー当時はすでに離婚していたものの、 その後も、そのままベティ・デイヴィスを芸名にしています。 ベティは、マイルスから作曲、編曲、プロデュースなどを学び、 次第にニューヨーク周辺ではソングライターとして注目されるようになり、 ニューヨークのミュージック・シーンではベティ・デイヴィスの名が知れ渡ります。 マイルス・デイヴィスが、ベティと結婚直後にレコーディングした『キリマンジャロの娘』には、 彼女に贈った「ミス・メイブリー」が収録されおり、 ジャケットにも彼女のポートレートが用いられています。 ジミ・ヘンドリックスはベティの親しい友人であり、マイルスはそのころから、 ジミ・ヘンドリックスやスライ&ファミリー・ストーンなどのブラック・ミュージックに関心を寄せ始め、 大きな影響を受けるようになります。 これは明らかにベティの影響によるもので、 スーツを脱いでカラフルなファッションを身にすることになったのも、 彼女のアイディアによるものであったようです。 ベティはマイルスと離婚するとモデルとしてヨーロッパで活躍していましたが、 ジミ・ヘンドリックスの急死にショックを受けて帰国します。 帰国したベティは旧友であるサンタナに在籍していたマイク・カラベロと再会した際、 ヨーロッパで書きためていた曲を見せたところ、 彼は、すっかり惚れ込んでしまい、サンフランシスコ行きが決まったのでした。 サンフランシスコではサンタナのメンバーたちとセッションを重ねるなどして、 ベイ・エリアのミュージシャンたちと親交を深めていき、 1973年、スライ&ファミリー・ストーンの元ドラマーのグレック・エリコのプロデュースで、 ニール・ショーンを初めとした元サンタナのメンバー、グラハム・セントラル・ステーション、 タワー・オブ・パワー、そしてスライ・ストーンの参加という豪華メンバーで、 ファースト・アルバム『Betty Davis(邦題:褐色のファンキー・クイーン)』をリリースしました。 こうして、センセーショナルなデビューを飾ったベティは、バルティモアのロイオラ大学で初のコンサートを行いましたが、 5000人収容のホールに7000人が押しかけ、1000人は立ち見で、 1000人はホールに入れず外に並んでいたというほど、すさまじい人気だったと言います。 1974年のレコード・ワールド誌によれば、 女性R&Bヴォーカル部門でミリー・ジャクソン、アン・ピーブルスに続いて3位にランクされています。 1975年の作品のこのアルバムは、彼女の3枚目のもので、 すでにマイルスと離婚していたものの、二人はその後も交流を続けており、 1曲だけマイルスとギル・エヴァンスの協力を得てレコーディングが行われています。 それは4曲目の「You and I(邦題:マイルスと私)」で、 全曲ベティの作曲による、強力なファンク・ミュージックが展開される、このアルバムの中において、 マイルスと共演したこの曲だけは美しいバラードになっています。 また、作曲のクレジットはベティとマイルスとの共作になっています。 なお、ベティ・デイヴィスは、日本においてはCDでは発売されておらず、ほとんど知られていないでしょうが、 アメリカにおいては、マイルスのことなどを知らない人たちの間で、 いまやカルト的なシンガーとして、熱狂的な支持を受けています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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