テーマ:【万年筆】(7)
カテゴリ:万年筆
雑誌”趣味の文具箱”、結局vol.4まで買い集めてしまった。。
その中で、ひときわ目を引いたのがペリカン100Nのお話でした。 昔は、万年筆はおいそれと買うことの出来ない高級品で(まあ、今でもそうともいえますが・・)、やっと手にした万年筆と長い時間を共に過ごしてきたお話と、茶縞の100Nが掲載されていました。 それを見て、思わずため息。 前に、時計でも同じことを思ったことがあるのです。 長い年月を共に歩ける道具に、強い強い憧れを感じます。 それを見て、ペリカン100Nが欲しくなったことは言うまでもないのですが(笑 だが、しかし! 新品から使い込んでこそ自分のもの!! これは、昔ギターを買った時に言った気がします(笑 というわけで、この記事をきっかけとして、ペリカンM800 or 600という選択肢は自分の中でほぼ決定。 最近は、”10年後の自分に似合う”モノを集めています。 値が張っても、長く長く熟成していける、トラディッショナルで本当に良いもの。万年筆を、そのうちの一つに加えない手はありませんでした。 今回は、青山の書斎館へ。 ネットやアメ横等なら、4割引程度で購入が可能。 その際中、わざわざ書斎館へ足を運んだのには意味があります。 ゆったりとした空気の中で、落ち着いて本当に合う一本を探したかった。 そして、その空間が前回の訪問で気に入っていたからです。 モノそのものだけでなく、それを買う空間やコミュニケーションにも価値があると私は思います。 その日の店内は、すでに数組の先客があり、見て回るうちに試し書きスペースは埋め尽くされてしまいました。待つこと数分の後・・。 現行品ではスーベレーンM800、600。 そして、興味のあった、ヴィンテージのペリカン100とモンブラン数本が目の前に並んでいます。 試し書きをするまでは、M800に気持ちが傾いていただのですが。 「・・・重・・。」 そんなに手が大きくない私には、M800は大きすぎました。 また比較的長時間筆記をする為、時間がたつと筆圧が強くなるのか。 それともただ力んでいただけか(笑)、とにかくM600の方が書きやすく感じられました。 念のため、Fニブ、Mニブ、Bニブで試させて頂いた。 結論は変わらず! 愛用中のパーカーのFニブのインクフローが潤滑な為か、ペリカンのMニブとあまりソネットとの違いは感じられず。 ここは、思い切ってBニブを選択してしまいましたよ! ペリカンのニブ先は四角い形をしている為か、筆記角度を選ぶようです。 しかし、上手くハマった時のなんとも味のある書き心地は忘れ難いものになりそうでした。 で、一応、モンブランとペリカンのヴィンテージも書いてみた。 柔らか!!自分に合うペンとそうでないペンて、確かに存在するものなんですねー。合うペンの書き心地は本当に良いものでしたが、経験不足な私には、今のペンとの違いが分かりません(笑 何だかもったいないので、別の良い持ち主に貰われていくことを祈って、そっと机の上に戻させていただきました。 というわけで、スーベレーンM600。 あとは色の選択だけです。 青縞と緑縞で最後まで悩みましたが、一番色が映えていた伝統の緑縞にしました! 書斎館では、幾ら以上かの買い物におまけが付いてきます。 オリジナルのペンケースか、ティッシュケースです。 ![]() 前回、実はペンケース買ってしまったんですよね(-_-;) (\3000程度で購入できます) 何故ティッシュケース?と思って聞いたら、 「万年筆のインクを変えた際などにインクをふき取ることがございます。その際に使用していただきたいとの思いをこめて、作らせて頂きました」 とのこと! なるほど!!納得して、ティッシュケースを頂きました。 さらに、復刻デザインの明治ミルクキャラメルまで頂いてしまいました。なんだか、ほんわかと嬉しかったです。 というわけで、割とさくさくと、しかし1時間以上をかけて、ペリカンスーベレーンM600が自分のものとなったのです! ![]() ついでに、Dr.ヤンセンのボルドー色、「モーッツアルト」も一緒に購入して、書斎館を後にしました。 店員さん、寒い中、外まで見送ってくれてありがとう(/_;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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