テーマ:私の手帳活用法(1250)
カテゴリ:万年筆
先日購入した万年筆ペリカンスーベレーンM600。
愛用中のMOLESKINEにだと紙のせいか滑らかだったのですが、メモ帳や普通のノートにだと、かなり引っ掛かりが気になっていました。 買ったばっかりだし、調整しなくてもいいかと思っていたのですが、セーラーのペンクリニックを知り、数日前に調べてみたのです。 ・・・明日かよ(笑 でも、家からかなり近い、新宿の伊勢丹だったのです。 1/8,9。 昨日行こうと思ったのですが、早起きに失敗した為断念し。 そして、今日このブログを書いているという訳ですね。 さて、今日こそはと決意し、行って参りました!ペンクリニック。 先生はセーラーのペンドクター川口氏。調べたところによると、製造や、デザイン、パーケージまでの幅広い経験があり、その後ペンクリニックに転向した方だそうです。それゆえ、万年筆の構造にも非常に詳しく、ペン先のみならず、多方面からのアドバイスをしてくれる、ファンも多い方なのだそうです。 会場は伊勢丹本館の6階文具売り場。 みつけました! 川口さんは、少々強面な方で緊張しましたが、幸いにもその時は空いていて、すぐに順番が回ってきました。 「どうされましたか?」 という、一言共に、クリニック開始です。 話し始めると、非常に柔らかい型で、一言で緊張がほぐれてしまいました。 M600の症状を伝えると、早速目の細かいサンドペーパーでペン先を磨き始めます。その間に、申込用紙を、セーラーのエンジの万年筆で書きます。 しばらくして、「これで、書いてみてください」と渡された万年筆。 メモ帳に書いてみてまさに驚愕! もう、全然書き味が違うのです。さんざんネットで読んでいたにも関わらず、その書き味の変化は驚愕としか言い様が無い。 感動した様子に、にっこり笑ってくれた川口さんが印象的でした。 しかし、その試し書きを見ていた川口さん、さらに調整を続けて下さいます。 自覚していた事ですが、私はかなり書き方に癖があります。 それに合わせて調整していただけるようです。 何度もルーペを覗きながら、ペン先の合わせと、先端部の研ぎをさらに繰り返します。 その間に。 ●舶来品、特にペン先が太いものはくせがあり、日本語を書くことには向いていない。 ●ペリカンのBニブ以上はペン先が四角く、角が引っかかる事が多い。 ●書き方のくせはそう簡単に直るものではない。万年筆は、それに合わせた調整をするものだという事。 などを色々お話して下さいました。 さらに、お店での試し書きについて。 店舗では、試し書きの際にインクをペンの中に入れるのではなく、ペン先につけて書かせてもらいます。 それだと、どんなペンの状態でもインクは出るので、本当にペンが自分に合うのかは分からないのだそうです。 また、自分だったら絶対にペリカンの太字は薦めないと、少し嘆いている様子でした。 本当にこの方は万年筆を良く知り、そして愛しているんだなと。 愛情がひしひしと伝わってきました。そういうのって、いいなぁ。 出来上がったペンは、それはもう、全然別物です。 インクフローがはるかに良くなり、ヌラヌラと書き続けれます。 自分の書き方である限り、非常にスムーズに書けるようになりました(涙 試しに書いてみた嫁は、かえって書きにくくなったそうですよ。 万年筆って、奥が深い! こんな事を無料でやってくれている、セーラー万年筆。 国産の万年筆も悪くないなと思い始めた今日この頃です(笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 9, 2006 07:49:31 PM
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