自治会長、奮闘記！

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我が家には既に４匹のわんこがいる。


この迷い犬君、
とても引っ張る力が強いのでお散歩は２匹・２匹・１匹･･･の３回に分けて行くことになる。


保護した日の夕方、早速散歩に連れて行く。
ある程度自由に歩いてもらうことで、自分の家に戻りはしないか？と試みるが、我が家の前にある公園を一周すると小屋に戻ってしまい、ちゃっかり我が家の子になりすましている。


一夜明けて、３月５日水曜日。
団地内のお散歩中の方々に迷い犬君の事を尋ねてみるがなかなか飼い主につながる情報に出くわさない。


支所に迷い犬の届けが出ていないか
問い合わせてみたが出ていない。


こちらが気をもんでいることなどお構いなしに
迷い犬君は我が家のわんこ達と仲良しに･･･。
来た時は下痢気味だった便も正常になった。


そして、あっという間に３月８日土曜日。


“おらがむら”がある団地は、二つの市に跨っているので
それぞれ単独の自治会を構成している。
この日、もう一つの自治会の役員会が開かれるので
迷い犬のことを聞いてみたが･･･


３月９日日曜日、
このまま待つよりも、明日になったら○○市の担当課か保健所に
問い合わせてみないといけないかな？と、思っていた矢先
うちのスタッフがホームセンターにあるペットショップで
迷い犬君の情報をゲットしてきた。


やはり、飼い主さんは同じ団地ではあるが
市が異なる○○市側の住民の方だった。


早速、スタッフが飼い主さんに連絡を入れると
余程心配されていたのか、すぐさま飛んできて下さった。
こちらとしても大事に飼われていたことが伺えて
とても嬉しくなる。


飼い主さんは我が家に来て、私の顔を見るなり
驚いたようにこう言った。
「あおちゃんさん？うちの姉を御存知ですよね？」


私は？？？･･･
でも、なんでこの方、私の事を知ってるの？


つづく





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