造り手の思いがビンビン伝わる蔵元、若狭の銘酒『早瀬浦』
あまり知られていないんですが、当地・福井は、じつはコシヒカリが誕生した米どころです。米どころといえば、水のくに。水とおいしいお米が揃えば、当然のようにおいしい日本酒を醸す蔵元も多数存在します。福井のお酒は、仕込水の影響か、全体的に丸くてやわらかな酒質のものが多いんですが、中には日本酒通の飲み手を唸らせるような蔵元も存在します。 若狭にある『早瀬浦(はやせうら)』は、そんな蔵元のひとつです。こちらの蔵元は、早瀬漁港のすぐ近くにあります。昔から漁帰りの漁師さん達に愛飲されていたというだけあって、飲み飽きしない酒質設定になっており、特に魚介類との相性は抜群です。海の近くにあるせいか、仕込水もやや硬めで、その影響で辛口のお酒になるようです。日本酒のろ過手法の一つである活性炭を一切使用しないという確固たる信念を貫き、あくまでもストレート勝負の酒を飲み手に伝えてくれます。一口飲めば、造り手のひたむきな情熱が一気に身体中に押し寄せてくる、早瀬浦にはそんな力があります。たしかに安定供給が可能な大きな蔵元ではありませんが、青年蔵元、三宅範彦さんはこの蔵でなければできない酒をめざし、あちらこちらでみせる創意工夫のあとにはスゴイものがあります。こうして造られるお酒はどれも重厚な果実味と吟味が絶妙で北陸一の男酒といっていいでしょう。県内でも取り扱い店が少ない銘柄ですが、当宿ではいちばん人気といっていいほどのご注文を頂戴しております。ぜひ一度、当宿で福井の美味しい海の幸と早瀬浦の地酒のマリアージュをお楽しみ下さい。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┃┃水のくに・米どころ 福井県・あわら温泉 『あわらの宿・八木』┃┃〒910-4104 福井県あわら市温泉4-418┃TEL.0776-78-5000(代) FAX.0776-77-1795┃MAIL: hotel-yagi@deluxe.ocn.ne.jp┃┃キタ~ッ!待ち焦がれたカニシーズン! 今年の蟹旅はあわら温泉へ┃┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━