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テーマ:山登りは楽しい(12247)
カテゴリ:山登りは楽しい
まだまだ寒い日が続くが春らしき山を求めて奥多摩の浅間尾根を歩いた。 武蔵五日市からバスで払沢の滝で下車。 春の山日に一便のバス乗りて 何便かはあるがちょうど良いバスは一便だけ。そのほかは早すぎたり遅すぎたり。 バスをおりてまずは払沢の滝へ。歩いて10分。 家の無いところに郵便局が! 山中に郵便局や藪椿 途中の道は、左に渓流が流れ晴れた良い日だった。 音弾き光も弾き春の渓 払沢の滝。 写真で見ると小さく見えるが上のほうから続いている滝だ。 春水や大蛇棲むてふ滝の壺 まずは滝を眺めてもとの道を戻り山里へ。 水音の絶えぬ山里辛夷(こぶし)咲く 小川が流れ水音が気持ちよく響く。 遥(はる)かから亡母(はは)の声して花山葵(はなわさび) ここからは浅間尾根に向かい坂道になる。 あちらこちらにスミレが咲いている。 走り根の脇から出でて菫(すみれ)咲く 登ってきたほうを振り返ったら学校が見える。 分校は四方の山底辛夷(こぶし)咲く いくつかの花を見ながら登ってきたら鳶(とび)がゆうゆうと。 鳶一羽大き円描く花の空 残念ながら鳶はカメラの範囲外へ。 すみれ草一息入れる旅の坂 木苺の花の明かりの山斜面 こんな峠の茶屋が。 いまどき珍しい「かまど」がある。 この竈でうどんを茹でてお客さんに出している。 広がりし竈(かまど)の煙鳥曇り 鳥曇り・・・鳥が北国へ帰る頃の曇り空 峠の茶屋から見た山々。 初音聞く越えきし峠振り返り 初音・・・今年初めて聞くうぐいすの声 峠の茶屋の分店に水車が廻っていた。 春水を集めて水車廻りけり 山の水を曳いて水車を回している。 水が貯まるとギーガタンと廻る。 ここからは杉林の薄暗い道をひた歩く。 一本杉(一本松)と書かれたところがあったが、杉は千本、松は、2,3本の峠。 サルの手形のある岩があったが、サルの手形は見つからなかった。 下りに入り珍しい花が咲いていた。 三椏(みつまた)の花。みな下を向いているのが寂しい。 三椏や勲八等の墓に咲く お墓には、「陸軍歩兵 勲八等 ・・・・」と書かれていた。 約4時間超の低山ハイク。 この日は、少し寒いせいか花粉も無く春を満喫の一日だった。 桜は、まだまだこれからのようだ。 少ないバス便もあまり待たないで乗れ駅に向かった。 改札機スイカで叩く花疲れ スイカで改札機を叩き電車へと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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