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カテゴリ:歌舞伎
今朝、昨日の千秋楽のことTVでやってましたなあ。
やっぱり野田秀樹来てたし、カーテンコール4回もあって、 歌舞伎史上初めて、勘三郎胴上げされてました。 入場者も連日満員御礼、売り上げも30億と歌舞伎史上初づくし。 カーテンコールは三年前の「研ぎ辰」の初演の時が初。 一昨日も良かったけど、やっぱり千秋楽は最高! 夜の部の二番目は玉三郎の「鷺娘」 水辺にたたずむ白鷺の化身である娘が、恋に悩む娘心から 女の罪業までを次々に踊っていきます。(チラシから抜粋) 雪の降る舞台に白無垢綿帽子の娘姿の鷺の精が現れる。 幻想的、しかし恋をうしなった孤独な姿。 しかし、「引き抜き」と呼ばれる衣装の早変わりで、 あでやかな友禅の町娘に変身。 恋に夢中で可愛らしく舞い踊る。 引き抜きで衣装が何度も変わって、 だんだんに恋の激情、執念を表わして激しくなる。 「ぶっかえり」で本性を表わし、地獄で責められる。 女の恋のはじめから終りまでを舞踊で表わした絶品。 玉三郎、若い頃に劣らずその容姿は素晴らしい。 それに成熟した表現力が加わって今がみどころ。 「引き抜き」も「ぶっかえり」も舞踊や演技の途中、 衣装を一瞬にして変えてしまうこと。 衣装が二重にしてあって、後見さんが袖や裾のしつけを 引き抜くと上の衣装がばらばらになるので、 それを取り去ると下の衣装が現れるというわけ。 「ぶっかえり」の場合は、衣装の上の部分の肩、袖、襟 などのしつけをとって、上見ごろを下にたらす。 一瞬にして性格が変わるというか本性が出るという 表現法の一種。 ついでに後見は黒子と似ているが、裃はかま姿。 衣装の引き抜きなど役者さんの衣類直接に関わる役目。 坂東玉三郎舞踊集 2 鷺娘 黒髪・鐘ヶ岬・稲舟・山姥" お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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