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カテゴリ:父子の引き離し
先日は、私と息子が不当にも引き離されて以来9ヶ月でやっと2回目の面会となった。 面会といっても、事実上の調査面接である。すなわち、調査官のみならず児童精神科医までもが観察する中、行なわれた面会だった。 たかだか45分間という極めて制限された時間枠ではあるが、前回よりは落ち着いて、私もY太郎も過ごすことができた。 Y太郎は、この2ヶ月で、驚くほど言葉を覚え、片言の日本語ができるようになっていた(笑)。 これは、今のY太郎には、一刻も早く日本語をマスターする必要があるということの表れのように思えた。 おかげで私とY太郎は、何と日本語での意思疎通ができるようになっていた。 残り時間10分という頃、退室の準備をするよう調査官が声をかけると、Y太郎は即座に反応し、サッと部屋の隅に行き、固まるような様子を見せた。 私が近寄り声をかけると、鼻息が荒くなり、怒りの表情を見せた。 Y太郎も、私と同様突然の引き離しに怒り、闘っている。 私とY太郎は、今同じような表情をしている。それは私たちが同じ状況に立たされ、同じ気持ちになっていることの証だと思う。 怒りに体を振るわせる息子ではあったが、最後に私がバイバイと言うと、ちゃんと笑顔でバイバイを返してくれた。 さらに私が「また、いっしょに遊ぶ人!」と言うと、Y太郎は「ハイ!」と力強く手を上げ、しっかりとした視線を私に向けた。 結局、我われ親子の絆を壊すことなど誰にもできなかった。これまでの分離状態はただいたずらに我われ親子を深く傷つけたのだ。
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最終更新日
July 13, 2006 01:09:40 AM
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