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2016年10月03日
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9月26日の朝窓を開けると、甘い独特の芳香に気が付いた。
今年もこの季節に忘れないで律儀に開花した、キンモクセイの香りである。

キンモクセイの花を少し離れてみると黄色の塊に見えるが、実際は極小さい4枚の花弁を持つ合弁花オレンジ色の花が多数群がって咲いている。

雌雄異株だが日本で植えられているのは殆ど雄株なので、結実しない。小花は雄しべ2本と不完全雌しべを持っている。

花の芳香はギンモクセイよりも強いとされるが、どちらかと言えば温和なギンモクセイの香りの方を好む人も多い。

香りの主成分のγ-デカラクトンには昆虫特にモンシロチョウへの忌避作用があるとされ、花に集まる昆虫を見ることは少ない。
しかし虫媒花の植物であるから、原産地にはこの香りに集まる昆虫もいるのであろう。

中国南部から江戸時代に日本へ渡来し、主に庭木として観賞用に植えられている。

キンモクセイは強い香りを放つことから臭気をマスキングするため、昔は汲み取り便所の近くに植えられることが多かった。
さらにこの香りがトイレの芳香剤として合成され1970年代から1990年代まで使われていたため、トイレの香りを連想する年代がある。

中国では白ワインに漬け込んだ「桂花陳酒」や、花茶の「桂花茶」がある。梅酒のようにホワイトリカーに漬けるとキンモクセイの花色の酒になるが、香りが強くて飲みにくい。

金木犀にまつわる、次のような中国の伝説がある。
金木犀は元々は月に生えており、中秋に月が金色に輝くのはこの花が満開になるためである。

中秋の名月の夜女神の嫦娥が月宮殿の窓辺から下界を見下ろしていたところ、杭州の西湖の水が風に砕けて金色に輝きそれは美しい眺めであった。

嫦娥が波の動きに合わせて思わず桂花の幹を叩いて拍子をとると、金木犀の花や実が雫のように地上に零れ落ちこれから芽が出て、杭州辺りに根付いて広まった。


香りと言えば香りが好まれる食べ物に、マツタケがある。マツタケを採取する人は、金木犀が咲くのが待ち遠しいという。

昔から金木犀が咲くとマツタケが出始めると言われており、金木犀の開花がマツタケ発生の合図になっている。

南信州伊那谷には村有林で採れたマツタケを学校給食に提供している村もあるほどで、昔からこの地方はマツタケの名産地として知られている。

ここ数年実家の松茸山へマツタケ狩りにでかけるが、毎回10数本ゲットしてくる。
今年も金木犀が咲いて、マツタケ情報が届くようになった。

時に唐ぶりに終わることもあるが3連休中日の9日に、今年も松茸狩りに挑戦する計画である。


     金木犀花言葉    謙虚 謙遜 

存在感を主張する香りからは、花言葉の意味を到底想像できない。





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最終更新日  2016年10月03日 09時44分03秒


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