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カテゴリ:本人はいたってまじめな本の話(本がだよ)
今回、著書の内容にはあまり触れるつもりはないのね。
喫緊って言うと大げさだけれど、今、気になっている部分をあげる。 著書の中に引用されていた文章。以下↓引用。 ------------------------------------------- 「出征者に対して性欲を長く抑制せしめることは自然に支那夫人に対して暴行することゝならうと兵站は気をきかせ……其の主要なる目的は性の満足により将兵の気分を和げ皇軍威厳を傷つける強姦を妨ぐにあった……軍当局は軍人の性欲は抑えることは不可能だとして支那夫人を強姦せぬ様にと慰安所を設け……将校は率先して慰安所へ行き兵にも是をすゝめ慰安所は公用と定められた……慰安所へ行けぬ位の兵は気違だと罵つた将校もあつた」(「戦場ニ於ケル特殊現象ト其対策」)。 ------------------------------------------- 引用↑以上。 今読むと、差別用語満載の文章だけれど、これ、防衛庁に保管され、陸軍用箋に清書されていた、大学教授の「研究」だということだよ。 差別用語を使っているということを非難したいのではないのね。 時代が変われば、常識も変わるというようなことなだけなんじゃないかな? ここでようちゃん2号が問題としたいのは、内容のことだな。 戦場という特殊な環境の中で、兵隊が一般市民を強姦しないように、慰安所が設けられた、ってことで、こういうのが戦争のリアリティだと思う。 実際には、敗戦後、こういう研究が生かされてなのか、米軍兵士がその後、ご相伴に預かったっていうか…。(白状するけれど、ちょっとうらやましい…) 以下↓引用。 ------------------------------------------- 敗戦の三日後、四五年八月一八日づけ通達いわく。「警察署長は営業については芸妓、公娼私娼、女給、酌婦、常習密売淫者を優先的に之を充当するものとす」(「外国軍駐屯地ニ於ケル慰安施設ニ関スル内務省警保局長通達」)。八月二六日には特殊慰安施設協会が設立され、翌日には警視庁が許可証を発行した。結団式が行われたのはなんと宮城(皇居)前広場だった。声明文はいう。「新日本女性に告ぐ。戦後処理の国家的緊急施設の一端として進駐軍慰安の大事業に参加する新日本女性の率先協力を求む」(神田文人『昭和の歴史8』所収)。「新日本女性」は、こういう文脈で使われたのである。 ------------------------------------------- 以上↑引用。 「戦争ができる国」っていうの、こういうことも覚悟するということだと思う。 安倍首相が慰安婦問題で謝ったとかいうことらしいけれど、また戦争をするんだったら、安倍さんにはならないにしても、もう一度、首相が謝ることになるんじゃないかしらん、って思うんだよ。 どうも、そういうリアリティというか、観点が大勢には抜け落ちているような気がするのね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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