独PORSCHE車の新しい記事、イズム・コンシェルジュからです。
各国で開催される大規模国際モーターショーにおいて、ポルシェが続々とニューモデルを発表する。まず世界中のスポーツカーファンから極めて高い注目を集めているプラグインハイブリッド・スーパースポーツモデル「918スパイダー」の生産型が、ロサンゼルスモーターショー、広州モーターショーに相次いで登場。 11月18日発の公式発表によれば、918スパイダーは年内の発売に向けた最終的なチューニングが行なわれ、今年2月のフランクフルトモーターショーで初公開された市販予定モデルからさらにパフォーマンスを改善。0-100km/h、0-200km/h、0-300km/hの加速性能はそれぞれ2.6秒(0.2秒短縮)、7.2秒(0.5秒短縮)、19.9秒(2.1秒短縮)と、加速レスポンスを大幅に向上させたことに加え、電気駆動システムの効率をさらに追求。電気モーターのみによる走行性能も大きく向上させたとのことだ。 なお、918スパイダーの欧州燃費測定基準における燃費性能値は3.1L/100km(約32.3km/L)。 より軽量なヴァイザッハパッケージ仕様モデルに至ってはさらに優れた3.0リッター/100kmとなる。ちなみに、この918スパイダー ヴァイザッハパッケージ装着モデルは、自動車開発の重要拠点のひとつとして知られるドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、市販車世界最速となる6分57秒のラップタイムをマークしている。 またロサンゼルスモーターショーでは新型SUV「マカン」および「911ターボ/ターボS」のワールドプレミアも実施。両モデルは、11月23日より一般公開がスタートする東京モーターショーにも出展される。なお東京モーターショー会場では、ワールドプレミアモデルとしてパナメーラの上位グレード「パナメーラSエグゼクティブ」も登場予定だ。 1948年、ポルシェ博士が自らの名を冠した初のスポーツカー「タイプ356」の登場から65年。356が示した進化の手法を、今も脈々と受け継ぐ最高峰のスポーツカー911の存在をはじめ、ポルシェは現代においても世界で最も情熱的で魅力的なスポーツカーメーカーとして輝く存在だ。これらニューモデルを含めたポルシェ最新情報は、東京モーターショー現地レポートとしてあらためてお届けしたい。