じいさんがアトリエへ来るなってin北京
悪いけんど、地震どころではない。じじばばが広州から久しぶりに北京にやってきたから、子どもを連れてアトリエに行くべき。本来であれば、土曜日に行って一泊して、日曜日に市内に戻る。でも先週末は去年東京のオフ会に来てくれた中国人男子(withフィアンセ)が北京に来ているというので、急遽一緒に晩御飯を食べることに。彼は金曜日日本へ発つ予定だったのに、飛行機が飛ばないから帰れなかった。 で、私日曜日、日帰りでアトリエに行くつもりだった。だって孫を会わせに行かなきゃ。あとブログのネタしこまなきゃ(おいおい)。でも朝8時にじいさんから電話が来て、「今日来て、今日帰るのか?何時間いられるってんだ。もうボイラーは止めてしまったから、すっごく寒いぞ」。ダンナは海外にいて不在なので、じいさんが車で迎えに来ることになるワケだが、面倒なのか?ガソリン代がもったいないのか?暖房を止めたというのは、石炭と電気代がもったいないからに違いない。 子ども達は宿題が残っていた。特に娘。横で見張っていないと進まない。でも私は午前中1時間寝た。お昼を作って食べて、だるくて眠くて2時間昼寝をした。娘も昼寝した。息子は宿題が終わって友達の家に遊びに行くと言って、サッカーボールを持って出かけた。私は娘の宿題を見て、力なく晩ご飯を作った。宿題が7時半までに終わったらプールに行くつもりだった。でも宿題が終わったのは8時45分だった。9時半就寝。5時に目が覚めて、でも布団から起き上がったのは6時半。私にとって人生初のバテバテ状態。 昨日娘が帰宅し「先生が電話してだって」。そして「きっと勉強できないって言われるんだ」と目をウルウルさせる。おいおい、私が泣きたいよ。でも慰めるしかない。担任に電話すると「数学が苦手なので、家庭教師をつけるのが一番いいんですけど」。 昨日は宿題が22時40分までかかった。国語は第6課まで進んでいるのに、私はまだ2課までしか目を通していない(国語は小1から現在まで、わからない単語は辞書引いて、ノートに書き留めてきた)。数学の座標軸も勉強しなきゃ。私が理解していれば、宿題を見てあげられる。 首がひどく凝る。1週間前から。それで昨日から通院。電気でビビビってやつ(中国語は「理療」=「物理療法」)。一回行っただけなのにすごい効き目。10日で180元。安いと思う。 地震のニュース、あまり見ていない。私には余裕がない。私の一番大事な任務は子育てだ。地震に関心がないんじゃない。息子が朝ご飯を食べる時、ちょうど7時のニュースが始まる。昨日も今日も中央電視台のニュースのトップは「両会」についてだった。でも北京電視台は昨日、日本の地震。今日は「3月15日消費者権益日です」とだけ言って、地震について報道した。中央と地方はやっぱり違うなと思った。 私はとても疲れている。私が地震のためにできること?節電はずっとしているよ。節水だってしている。伊達にあのばあさんとこの嫁じゃない。 だから、何もできない私だから、土曜日に教会に行けたことを感謝している。中国人男子(withフィアンセ)に会う前に、日本人男子が「はい、これから教会に行って献花しますよ」って。私では思いつかないワザだ。信者でもないのに受け入れてもらえるのか訝しながら侵入。教会の人に日本人だと告げると、「地震大変よね」と同情しつつ、外のマリア像のところまで連れて行ってくれて、「ここに献花しましょう」。そしてお祈りをした後、「あなた達の思いは届きました」。 この教会の人に何回も言われたのが「節哀順変」。そのときはただ「表示哀悼」だと思った。今調べたらね、日本語で検索してもたくさん載っている。「(人の死に対する)悲しみを抑える、変故(意外な事故。異変。思わぬできごと。災難)に順応する」という意味だと。四字熟語ってすばらしい。その簡潔さはとても見事だ。 私は子どものいない昼間、中学の国語と数学を勉強する。展覧会に向けて筆で字を書く。病院へ行く。子どもが帰ってきたらひたすら宿題。私の日常は申し訳ないけど、変わらない。