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カテゴリ:本にまあ
「バカ老人たちよ!」(勢古浩爾著、夕日書房発行)を読みました。
書店に並んでいたこの本、表紙の絵と帯のことばが気になって手に取ってみました。適当なページを開いて読むとなかなかおもしろそう。実際に買って読んでみることにし、一日ですぐに読了しました。さて、読後の感想ですが、ちょっと評価が分かれそうな気がします。 共感できる部分もあれば、ただの年寄りのたわごとのように思える部分も(著者は70代後半)あるからです。 プーチンや習近平らをクソミソに書いているところは胸がすきます。これぐらいの歳になるともう怖いものはないのかという気がします。一方で、老人に関するたくさんの書籍の書評では的確なものもあれば単なる言いがかりのような論も目につきます。いわゆる街で見かけるバカ老人、昭和を引きずって周囲に老害をまき散らしているリタイヤ老人に関する批判はそれほど問題がありません。でも、書評の中には難癖をつけているような、やや強引かなと思える箇所も。 著者自身がちょっとそんな老人のひとりになっているところが見える部分もあります。 本書の帯に「ひとのバカ見てわがバカ直そう」と書き、「まえがき」で自分もそのバカ老人に入るとおっしゃっているのは免罪符のつもりでしょうか。そうした謙虚な気持ちからでた「老人批判」であれば問題はなかったでしょうが、自分を棚の上に置いておいて大所高所から見下ろす部分がなきにしもあらずだったのは、全体としてはおもしろかっただけに少し残念な気がしました。 と、こう書いている私も人のことは言えないバカ老人のひとりなのではありますがね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月25日 10時19分02秒
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