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カテゴリ:経済
昨日916円下げた日経平均が今日は1092円騰げた。
証券会社のアナリストは、 「勝利演説で過激な発言を控えていた。政策も現実路線に転じるのではないか」 と投資家が判断したからだという。 笑える話だ。 もともと投資というのはただ自分の利益だけを考える金儲け行為だし、 「下げれば買い、騰げれば売る」という単純な作業の繰り返しなのだが、 理由付けがなんともばかばかしい。 彼が有名になり始めた頃は私も確かに彼の政策を恐ろしいと感じた。 だが昨日も書いた通り、選挙戦が盛り上るに連れ発言は大人しくなっていったのである。 彼の発言に右往左往するのはせいぜい1ヶ月前まででよかったはずだ。 昨日900円超下げて今日1000円超騰げる根拠が トランプ氏の演説内容だなどという話は、ちゃんちゃらおかしいとしか言いようがない。 もしも本当に投資家がそう思っていたとしたら、あまりにも浅慮すぎる。 あの男が本当にイスラム教徒をシャットアウトするかどうか、 メキシコ政府に壁を築かせるかどうかなど、ちょっと考えればわかりそうなものだ。 口からでまかせの勢いで大統領になった男に、そんな行動力があるはずがない。 世界中の人々が良くも悪くもトランプ氏を過大評価しすぎているのである。 いずれにしろ今回の騒動で、私だけでなく多くの日本人が 世界の投資家の考え方はかなりいい加減だということがわかったと思う(笑)。 その外国人投資家が日本株の6~7割を売買し、相場を動かしているのは 何とも悔しいところだが、つまるところ相場というのはそういう性質のものであり、 それ以上の何物でもないということなのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016年11月10日 22時59分20秒
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