|
カテゴリ:経済
経済的な低成長、低インフレが長く続く状態を
欧米では「ジャパナイゼイション(日本化)」と呼ぶらしい。 日本人にとってはあまりありがたくない単語である。 朝日新聞社の編集委員は、なぜ消費者物価が上がらないのかについては触れていない。 まあ、新聞社の編集委員たる者いい加減なことは書けないのだろう(笑)。 だが、私はただの素人なので好き勝手なことが書ける。 以前も書いたと思うが、一言で言えば「日本人は我慢強すぎるから」である。 バブル期こそだいぶ消費は伸びたが、 今45歳を迎えた団塊ジュニアが大学を卒業する頃には日本はすでにどん底だった。 その後、日本の良い時代を知らないで大人になっている。 おまけに、彼らは学生時代に質素倹約を美徳として教えられ続けてきた。 無駄遣いは悪であり、物を大切に使うのが善であり、 ギャンブル性の高いものはすべて悪だから、「悪銭身に付かず」よろしく 株式市場の「か」の字も知らずに大人になってしまったのである。 こういう人間達がバブル崩壊後を生きたら、当然ながら無駄な消費はしなくなる。 生来の我慢強さが災いして(笑)、25年以上、無駄遣いをしない生活をしてきた。 もちろん61歳の私も、経済的に強い日本よりも弱い日本の方を身に染みて感じている。 だから、ほとんどの日本人は今「安ければ買う」という消費態度に縛られているのだ。 つまり当然の帰結として、安くて良い物を作れる企業はどんどん売れることになる。 もちろんこんなことは重々承知の上、 バズーカ黒田日銀総裁は未だに2%をインフレターゲットとしている。 もはや2%など絵空事に過ぎないというのに。 朝日新聞の編集委員は記事を次のように結んでいた。 ◆黒田総裁も他の中央銀行トップたちも「2%に達するにはどうすればいいか」 ◆という議論にこだわりすぎている。 ◆「なぜ2%に達しなくとも経済は好転しているのか」という真のテーマに ◆虚心に向かい合うべき時ではないだろうか。 周りを気にせず、冷静に物事を考えられる人なら確かにこう言いたくなるはずである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年09月06日 01時40分36秒
コメント(0) | コメントを書く
[経済] カテゴリの最新記事
|