|
カテゴリ:経済
人間が本気で物事を考えると、ときには信じられないような発明ができる。
今日はそんなニュースを目にした。 <レーザーでサビがたちまち消える――インフラ老朽化を救う静岡発の新技術> 何とも素晴らしい発明である。 ◆開発を担った豊澤一晃さん(42)は、 ◆塗装業を営む従業員17人の中小企業の2代目社長として、 ◆主に工場の屋根の塗装などを請け負っていた。 ◆ある日、研究を終えた夕食中に、豊澤さんはとつぜんアイデアを思いつく。 ◆塗装業で使うグラインダーのように、レーザーを高速で回転させ円を作って動かせば、 ◆ムラなく広範囲を対象とできるのではないかと考えたのだ。 ◆さらにこの方法は、レーザーが1点にとどまらず常に移動しているため、 ◆レーザーによりサビの部分の温度が上がる時間が一瞬で済み、 ◆その下にある金属そのものを傷つけずに済むという利点もあった。 ◆こうして、世界で初めてレーザーで酷いサビにも対応できる技術が実現した。 私などが駄文を並べるより、ただこの事実を引用した方が遥かに迫力がある。 この特許は、豊澤氏と会社に何億、何十億という富をもたらすだろう。 そして社員の懐も潤うことだろう。 もちろん羨ましいことこの上なしだが、今回はむしろ、日本人を誇らしく感じた。 これが日本の技術力であり、これが中小企業の力なのだ。 「下町ロケット」を地で行くような発明が、日本の中小企業に本当にできるのである。 具体的な形にならないソフトやサービスが生み出す利益が蔓延し、 IT関連企業が世界中を闊歩する今、原始的でわかりやすい技術革新が世界を揺るがす。 壮年層、老年層にとって、これほど痛快なことがあるだろうか(笑)。 今日は面白くないことがあって少し沈んでいたのだが、 このニュースを見て大きくテンションが上がってしまった。 この後の酒も、いつになく美味いに違いない(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年04月13日 23時42分30秒
コメント(0) | コメントを書く
[経済] カテゴリの最新記事
|