1422985 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

50代の転換期

50代の転換期

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

yosshhy

yosshhy

Calendar

Rakuten Card

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

 yosshhy@ Re[1]:「双京構想」は正しいか(06/12) 6年前の記事にコメントして頂き、誠にあ…
 名無し@ Re:「双京構想」は正しいか(06/12) 「なんとか京」だけでいえば奈良は200年ほ…
 yosshhy@ Re[1]:パラリンピックは五輪ではなかった(07/24) ともいのりみさんへ この文章を書いたの…
 ともいのりみ@ Re:パラリンピックは五輪ではなかった(07/24) パラリンピックはオリンピックの認定する…
 背番号のないエース0829@ PCR検査 「日本一遅い成人式が、無事終了 !!」に、…

Freepage List

Headline News

2018年09月26日
XML
カテゴリ:教育・仕事関係
たまには自分の仕事の話も書いてみよう。

夏期講習以降、お陰様で入塾する3年生が増える。
8月と9月ですでに8名を数える勢いだ。これからもさらに増えるだろう。

ただ、数年に1度程度なのだが、ちょっと残念な退塾の仕方をする生徒がいる。
今年はそういう生徒が1人出てしまったので、塾長としての考えを記しておきたい。

まず、中学3年9月下旬という退塾の時期について。
一般的にはこれから入試に向けて気合いが入り出す時期である。
常識的に考えれば、「なんで今?」というふうに感じる人が多いだろう。

理由は「成績が落ちてきているから」だそうだ。
しかしながら、何をもって「成績が落ちている」と判断するのかは意外と難しい。
1~2年生、さらに3年1学期まで中間・期末テストで高得点をマークし、
常に通知票でオール5に近い成績を維持する生徒がいる。
これは実に立派なことだが、定期テストに的を絞って勉強するやり方を身に付け、
さらに音楽・美術・体育・技術家庭の実技がそこそこで、
先生の受けが良い生徒ならば(笑)、至難の技というほどではない。

ところが、そういう生徒の中にときどき、3年生の8月以降に頻繁に行われる
いわゆる学校の実力テストや塾の業者テストであまり良い点数が取れない生徒がいる。
出題範囲が1~3年の全範囲となるので、2~3日の勉強では歯が立たないからだ。

おそらく退塾を申し出てきた生徒は学校の夏休み中に行われた実力テストの結果が
中間・期末テストと比べて得点が低く、順位も下がっていたのだろう。
塾で8月に行われた下野模擬テストでも、1学期期末テストの5教科と比べると
140点以上低くなっている。特に今年の下野8月号は点数が取りづらかったようだが、
中間・期末と比べて100点ダウンというのはよくあることである。

要するに、中間・期末テストのような学校の定期テストの得点や順位は
「高校入試に向けての学力レベル」に限定して考えた場合には、
その生徒の学力を正確には表していないということだ。
残念ながら、この点を理解できずに「成績が下がっている」と勘違いしてしまう
保護者の方々が意外に多い。

また、具体的な部活名は控えるが、部活動が11月まで続く場合は、
それがこの「実力・業者テスト落ち込み現象」に拍車をかけてしまうことがある。
本来なら夏休み中から2学期以降に向けての学習の習慣をしっかり身に付けて
おかなければならないのに、心が勉強に向くのを部活動が妨げてしまうのである。
時間的にも制限され、塾の夏期講習にすら参加できない生徒が多い状況だ。
3年生の秋だというのに放課後に普通に部活があるので、
塾の授業中にうつらうつらする生徒が出る始末である。

私が電話に出られればその辺の所を丁寧に説明できるのだが、
女房が「塾長に代わりますか?」と聞いても、柔らかく断られてしまったそうだ。
生徒本人の退塾の意思が堅かったのかもしれない。
もしも親子ともども今の状況を正確に把握できないまま
本人の希望通りにしてしまったのだとしたら、非常に残念なことである。

それでも、うちの塾を辞めて個別指導塾などに入り、成果が上がればそれで良い。
本人のプラスになる選択なら、それが正しい選択である。
11月の初旬で部活が終わるので、「おそらく」成績は上がるだろう。

ただ、うちとって一番困るのは、「あそこの塾に1年生から入っていたけど、
3年の後半になって急に成績が下がった。そのあと個別指導の塾に入ったら
成績がぐんと伸びた」などと保護者の方々に言いふらされることだ(笑)。

まず「急に成績が下がった」のは事実誤認だし、部活動の影響も考慮していない。
11月以降、精神的・時間的ストレスが一気に無くなり、勉強に集中できるようになれば
成績が上がるのは当たり前である。それはうちの塾に通い続けても同じことだ。
いや、受験期の指導に関して私は40年のノウハウを持っているので、
うちの塾にいる方が成績が大きく伸びる可能性もある。

また、当然ながら他の塾に移ったからといって成績が必ず上がるという保証は無い。
たとえ上がったとしても、現実問題として個別指導塾の場合は間違いなく
うちよりも月謝が高いから、むしろ保護者は金銭的に損をすることになるだろう(笑)。

いずれにしろ、すごいタイミングで塾を辞めて
うちの塾の価値を軽んじるような風評を広められてはたまらない。
もちろん今回の保護者は良識ある方なのでそういうことはなさらないと信じるが、
転ばぬ先の杖として、さらには受験生を抱えて不安を感じている保護者の方々のために
ブログで弁明と実態の解説をしておく次第である(笑)。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2018年09月28日 22時13分48秒
コメント(0) | コメントを書く
[教育・仕事関係] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.