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2019年06月22日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私は仮想通貨の概念も良く理解していない人間なので、
関連記事を読むまでは、なぜビットコインはOKでFacebookのリブラはダメなのかが
全く解らなかった。

ビットコインとリブラの違いを、有識者の文章を読んで
大まかに、あくまでぼんやりとだが理解できたような気がするので、
それを確認するためにも一応書いておこうと思う(笑)。

もちろん、どちらも仮想通貨である点は同じである。
そしておそらく、ザッカーバーグCEOはリブラの安全性も「ブロックチェーン」と
呼ばれる技術によってビットコインと同等のレベルにできると考えているのだろう。

だが、酒井直樹というある企業の代表は、2つは根本的に違うという。
一般的なリブラに対する批判的見解は、
「米国ドルを始め既存通貨を凌駕しかねないことに対する畏怖」
「マネーロンダリングの温床となることの懸念」
「透明なガバナンスが守られなければ消費者に不利益を与えかねない」
などだが、酒井氏によると問題の根幹はそこではないというのだ。

ビットコインは、国家や企業が運営する通貨ではないため、
通貨を管理する中央銀行も存在しない。
つまり、ビットコインには発行を司る組織や流通を管理する組織が存在せず、
保有者全員に管理権があるシステムになっているらしい。

ビットコインには世界中のサーバーに分散された1つの大きな取引台帳があり、
個人情報を除くすべての取引がそこに記録されているという。
したがって、ビットコインの新規発行をするためには、
それらすべてのデータと整合性を取りながら膨大な量の計算をこなさなければならない。

この作業を採掘(マイニング)と呼ぶらしいが、
コンピューターの計算能力を貸してくれた人達に、
そのお礼として与えるのが新規発行される分のビットコインになるという。
自分のコンピューターを使わせ、日夜マイニングに励む人たちが世界中に存在する。
世界中の人達が、偽造など存在せず、正しく運用されていることを信用している。
しかも、ビットコインの発行総量は2140年までに2,100万Bitcoinとされていて、
それ以降は新規に発行されることがない。
こうしてビットコインの安全性と信頼性は今でも保たれているわけだ。

ちなみに、今「1Bitcoin=115万円」くらいだから、
現在の相場で言うとビットコインの最大流通量は24兆円程度ということになる。

だが酒井氏は、リブラはそんな風にはならないと考えているようだ。
一つの企業が管理する通貨は「脆い」というのである。
それではT-Pointや楽天ポイントと変わらず、
Facebookが倒産したら何も残らないことになってしまう。

リブラの流通量と同額の米ドルやユーロ、あるいは円などを
「供託金」として社外に用意しておかない限り、
リブラはFacebookの財務状況によってコロコロ変わる危なっかしい通貨となる。
ここがビットコインと根本的に信用性が異なる点だと酒井氏は主張するのである。

しかしながら、Facebookの利用者は世界に27億人いると言われている。
しかも、その数字は赤ん坊などは含まず、大人ばかりとは言えないものの、
少なくとも金銭感覚は身に付けている年代ということができるだろう。
「Facebook利用者だけが使える通貨」だとしても、金融や流通だけに限って言えば、
中国の倍の人口を抱える「Facebook共和国」が存在することになるのだ。

また、ビットコイン同様、リブラも当然ながら仮想通貨市場で売買されるはずだ。
そこではFacebookという企業の信用度によって相場が決まる。
酒井氏の言うように「いずれはどこかに追い越される可能性のある企業」という
認識が一般的になれば、リブラの相場が低めになるだけだ。
現にビットコインの対現物通貨としての価値も上下しているのだから、
仮想通貨の価値そのものの動きは仕方の無いことである。

むしろ私は、大方の有識者が心配する通り、
「米ドル・ユーロ・円などを脅かす存在になる」方が怖いのではないかと思う。
これを機にFacebook利用者が40億、50億と増えていったら、
一般消費者が売買に利用する通貨としては世界最大となる可能性すらある。
消費がさらにグローバルになり、リブラの方が便利になってしまったら、
「1リブラ=○ドル」ではなく、
「1ドル=○リブラ」という数え方をされるようになるのかもしれない。
要するに、米国対イランのような地政学的リスクに振り回されない、
全世界的な信用度をリブラが持つようになる可能性もあるのである。

もちろん、これは単なる空想であり、夢物語なのかもしれない。
だが、イギリスから生まれた言語がほぼ世界の共通語になってしまったように、
1つの企業が作り出した仮想通貨が世界標準通貨になるという夢を追いかけるのも
なかなか面白いのではないだろうか。そういう意味では、
ザッカーバーグという男は「大いなる夢追い人」と言えるような気がする(笑)。





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Last updated  2019年06月24日 18時24分22秒
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