朝の納豆
朝起きて居間におりていくと納豆を食べてい青い目の男の子が二人 ないすてゅ み~ちゅ と挨拶しとく。ヨーロッパの学生だが、NHKの番組やメディアアート系コンテストに招待されて一ヶ月呼音洞にホームステイするらしい。 青い目の女の子二人だったらもっと目覚めがいいのにと思いながら家を飛び出す。高一のとき「俺もいつか色んな国からホームステイを受け入れよう!」と心に強く刻んだ記憶があるがこうも普通にできちゃうもんなのかと思う。借金をして本を出そうと決めたときも、お金もないのにアフガンに学校をつくろうと決めたときも、22年住み慣れた親元を出て、4人で英語のみんな暮らしをはじめるときも居心地のよい「学生」を出て、大きな組織に入るときもいつも‘不安’と‘怖さ’つまりドキドキでいっぱいなんだけどやってみると朝起きて納豆を食べるがごとく自分の日常になってる。周りの人が大変そうな顔して「大変だよ」っていうから僕も大変なのかと思い込んで不安になってただけなのかなしかしできるかどうか分からん夢を描いた時未来のどこかでやってる、できてる自分がいることをどっかで知ってる自分がいる。そしてどこかで期待は裏切られるんじゃないかってこともどっかで知ってる。目標や夢なんか達成してもいいし、達成できなくてもいい。ただ意志をもって日々最善を生きるのみ。ただ最善を生きるのみ。結果は現実に現れる。