アフガンの夢
授業見学天井の鉄筋は雨漏りで錆び床や壁はアフガニスタン独特の砂塵にうすく覆われている教室。その汚さのせいか、だいぶ以前からここにあったかのように貫禄をつけ、この土地に馴染んでいる。椅子が低すぎるのか勉強に熱中しすぎているのか立ったまま脇目も振らずノートにがっつく子どもたち。腹を空かせた子どもが食事にかぶりつく様。一日で勉強できるのが3時間ぐらいだからこそ逆にこれだけ勉強にがっつくのかも。こういった子ども達800人が毎日この学び舎を使って行くのなら自分たちがやってきたこともあながち無駄じゃなかったのかもと思う。校舎完成記念式典の最後アメルアムザ地区の長老子どもたちにかく語りき 日本のこの若者たちが、困っている我々に手を貸してくれた。 お前たちはそのことを忘れずに勉強していきなさい。 今度はお前たちが、いつか困っている他の国の人たちに 何かできるようにならなければいけないのだから。 そのことを一生忘れてはいけないよ。流学中に世界からもらったモノを少しでも還していこうと始めたこの活動。それがこの子どもたちを通してまた次へ繋がっていくとしたらそうなったら、なんかちょっと素適だな~と思う。