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カテゴリ:桃
1月10日は、戎祭。 ここ保々見地区では、毎年 大漁祈願をする。 神事にはこの方、I塚さん。 雨のときも、風のときも 本当にご苦労様です。 いつもは道中神楽をして、 最後には湾内を20隻もの船でぐるりと一周するのですが 今日は雨で残念ながら中止。 祝詞の後ろでは・・・ イカの丸焼きじゃ!! い~~匂いでじゅうじゅういって気が散る・・・ わたといっしょにぱくり。 お歯黒になります だいすき、O矢のおばあちゃん 今年の厄除けってことで、 イカ墨でフェイスペインティング びしっ びしっとね 保々見港は綺麗です・・・ そうこうしてるうちに あっという間に直会の準備が。 これがほんとのなおらいですね。 この日は、地区中の人が集まるそうです。 興が乗ってくると太鼓を叩くおさなご そうなったら、のど自慢が飛び出します。 初めて聴く唄がたくさん。今回はN脇屋さんとN田屋さんです あ~~い~~声じゃ~~ はやされて踊り始めるご婦人方 この流れは・・・ と思ったら 隠れる間もなくご指名が来ましたよ・・・ 踊れないと言い訳しても、産業祭で披露してしまっているので 通用せず。 しげさ節を、この地区の小さなトモダチといっしょに踊りました。 力の入ったあまり皿踊りの小皿を二枚も割りましたよ。 あたしってなんでこうやって意図せずマヌケになるんだろ~か お客さんの顔の見えない舞台の上より何より こうやって地の人が集まっている場での唄や踊りが 一番緊張するのです。 次回は前日に総復習してから行くぞ~~ もうひとつ、大事なイベントが。 知々井方面の熊野神社まで登り、あわびを奉納するのです。 お決まり軽トラの荷台で寒風を浴びながら 10分ほど登って、山頂上のちいさな祠へ。 男性陣は缶ビールやら炭やらかついで上がります。 頂上で、あわびを焼くのです!! 身をくねらせるあわびを見てナニゴトか連想中!!! 男性は仕方ないですねぇ みんなが口をそろえて言うのは あわびでもさざえでも、獲ったのを海水で洗って その場で食べるのがいちばんだって。 でも 今思い出してもごくりっていうくらい 美味しかった焼きあわび! 熊野神社から望む素晴らしい景色は、 撮り忘れました◎ この後、またひとしきり呑んだ後 そぞの味噌汁で締め、大勢で中里のスナックへ繰り出したそうな^^ O脇さん曰く 十日戎があって、下旬には二十八日講があって、 正月が終わるんだ!みじかいだろ?? 笑 ・・・日本の冬は、今くらいから1ヶ月が本格的に冷え込む。 でも、今日みたいな日があれば乗り切れるな。 6年前に大晦日を、 友達が住むローマ郊外の村で過ごしたとき。 坂の多い、細い道を村中が教会に集まって 年が明ける瞬間を待った。 鐘が鳴ると、周りに居る誰彼に「アウグーリ!!」 と挨拶して両頬にキスをする あの時間と、同じだ。 この保々見地区、私が住んだのはほんの3ヶ月。 それなのにときどき生まれ故郷のように錯覚することがある。 恩返し、します。 今、世界に 寒くてこごえそうだったり おなかがすいていたりさびしかったり やりきれないなぁ と思ってる人がいたら 私が感じたこの気持ちをあじわって まんぷくになってほしい。 それが、私が今ここにいる理由かもしれないなぁ と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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